イーグルスが強い。開幕からの4連勝でいきなり単独首位に立ち、その後も“順調”に勝ち続けて、首位をキープ。

当初は「春の珍事」なんて失礼なフレーズもちらほら伝えられたが、今や「まさか」から「本物」の強さを周囲に認めさせつつある。

ここまで25勝9敗。2位に“地力”のあるホークスが迫ってきているが、なおもゲーム差3(5/18現在)。素晴らしいことに、ホークスにも5勝3敗と勝ち越し中だ。

先週末、13日の直接対決2連戦では1勝1敗と星を分けたが、2-3の惜敗の後は鬱憤を晴らすように9-2と快勝した。スタートダッシュから首位らしい勝ちっぷりに、早くも優勝への期待は高まるばかりだ。

チームの主な“数字”もスキがない。両リーグでも断トツトップの勝率(.735)に始まり、最大のウリでもある攻撃力は得点(172)、打率(.279)も同じく1位。

本塁打数(37)こそ、ソフトバンク(38本)に1本差で2位だが、それを補って余りある防御率(.306)、失点(116)もリーグ最高成績と堅守も光る。

◆超攻撃型の1・2番が機能。外国人トリオの効果

打線で注目を集めているのが、茂木栄五郎とカルロス・ペゲーロによる「超攻撃型1・2番コンビ」。

1番といえば出塁率や走力が、2番はその走者を確実に進めるためバントなど小技が効く選手を置くのが定石だが、梨田昌孝監督は「同じ事をやっていては勝てない」とやめた。

「いい打者に、より打席を回す」と並べた打順が大当たり。ここまで1番の茂木はチームトップの打率(.336)で、ペゲーロともにチームトップの本塁打数(8)と打点(27)を叩き出している。

最後まで諦めない戦いをみせてくれるのがイーグルス。3年連続Bクラスに沈んだ昨季も多くの延長戦を戦ったり、接戦の末に敗れたり。1勝が遠い試合が多かったが、今季は開幕戦第3戦で9回2死から、ペゲーロの2ランでの大逆転から始まり、いいイメージが強く、攻勢でも劣勢でも「勝てる」ムードで勝利を重ねている。

とはいえ、助っ人打者トリオは、ペゲーロ以外は出遅れた。この前まで打率1割台と調子の上がらなかった、ウィーラーとアマダーだが、彼らをここまで辛抱強く使い続けたことも大きな意味を持つ。

野手の外国人3人は、みな同じ年で仲間意識も強い。また、来日3年目のウィーラーはメンター的役割を任された、いわば助っ人の中のリーダー格。

その雰囲気と面目がつぶれないよう配慮して“待った”ところ、不調だったウィーラーとアマダーが応えるように打棒の調子が上向きに改善されたからだ。

チームの看板選手である銀次も、今季は本領発揮の3割台(.323)で、岡島豪(.311)も続く。

茂木の陰に隠れ、なかなか出場機会に恵まれない三好匠は、11打数6安打の打率.545と少ない打席で結果を出しているし、守備固めの出場が多い聖澤諒はファインプレーをみせるなど、みどころは尽きない。

お知らせ

プロ野球、開幕
J SPORTSでは、広島、中日、楽天、オリックス主催試合を260試合以上放送します。
★特集ページはこちら

スカパー!×J SPORTS J SPORTS オンラインショップ