いまサンウルブズとハイランダーズの対戦を録画で見返して、あらためて「手」について思い知らされた。ハイランダーズに限らず、ハリケーンズもクルセイダーズも「手」が違う。ボールを扱う手、放る手、からむ手、スーパーラグビーのニュージーランド(NZ)勢の好成績、ひいてはワールドカップ連覇のオールブラックスの充実の根拠のひとつだ。

本コラムのために「なぜNZのラグビーはかくも強いのか」を調べていたら、次の言葉にぶつかった。「キャッチパス」。「キャッチとパス」でも「キャッチ・パス」でもなく、ひとつづりの単語としての「キャッチパス=catchpass」。一昨年、英国のガーディアン紙のアンディー・ブル記者が、NZ国内を取材、オールブラックス・コルツやウェリントン代表の元ロックでジャーナリストのジョン・ダニエルに教えられた。ちなみに、この人物は、オックスフォード大学留学後、1995年のプロ解禁直後にフランスでもプレー、その奮闘記である『傭兵の告白』(論創社)というラグビー書の傑作を残している。

ダニエルは説明する。
「NZでは、パスとキャッチは、ほとんど融合した言葉となっている」
それは基本のスキルであり、原則5歳で開始の子供のラグビーにおいても最初に徹底的に教え込まれる。「そしてプロになってもハードに繰り返されるのだ」。自身がイングランドとフランスでプレーした90年代、すでに「そこが顕著な差だった」。

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