この世にたった5つしか存在しない自転車界の「モニュメント」の中でも、1892年に誕生した「ラ・ドワイエンヌ(最古参)」が、今年も、春クラシックシリーズの幕引き役を務める。美しき緑の萌える丘陵地帯で、栄光のリエージュ〜バストーニュ〜リエージュ(以下LBL)覇者の称号を巡って、ヒルクライマーやパンチャーたちが熾烈な戦いを繰り広げる。

ところで1年前は、ほんの少し、道を外れてしまった。同じモニュメントのミラノ〜サンレモの様式美が超がつくほどの長距離走の果てのポッジオでの駆け引きであり、ツール・デ・フランドルが石畳の激坂合戦、パリ〜ルーベが石畳の平地耐久戦であるならば、LBLは純粋なる丘陵戦でなければならないはずだった。しかし2年連続で大集団フィニッシュにもつれ込んだせいで、悩みに悩んだ開催委員会は、「ファイナルにちょっとしたスパイスを」効かせることにした。それが2016年大会の、ゴール前2.5kmに登場した、オール石畳の激坂……。

スパイスの効果は絶大だった。悪天候で極めて滑りやすくなったパヴェで、4選手が力技で抜けだすと、そのままスプリントフィニッシュにもつれ込んだ。絶大すぎた……のかもしれない。そんなわけで、2017年大会のコース図から、石畳の激坂は姿を消した。LBLは混ざりモノなしの丘陵戦に、立ち返った。

お知らせ

サイクルシーズン本格始動!
■リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ
4月23日 (日) 午後9:10〜深夜1:00 生中継&LIVE配信 »詳しくはこちら

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