しかし、DF陣の補強は必須だ。シーズンを通して安定していたのはジェームズ・ミルナーただひとりで、しかも彼の適性は中盤だ。この事実を由々しき問題ととらえ、一刻も早く解決しなければならない。さて、ここからはビジネスだ。サウサンプトンのフィルヒル・ファンダイク、ユヴェントスのレオナルド・ボヌッチなど、メガクラブが熱い視線を送るビッグネームにコンタクトをとるのか、あるいは競合の少ない選手を選び、早々と交渉をまとめるのか……。

ボルシア・ドルトムントを率いていた当時から、クロップ監督は選手の知名度、実績にこだわらなかった。みずからのプランに適した者を純粋に獲得ししてきた。現場の長としては最良の選択だ。ビッグネームだったとしても、クロップ監督の哲学に合致しないのなら、金銭的に無理をしてまで獲りにいく必要はない。

ただし、リーグ最多の69ゴールを記録しながら、トップ6のなかではアーセナルと並んで最多となる40失点を喫している現状を踏まえると、即戦力のDFが2〜3人は必要だ。なおかつ、プレミアリーグのリズムに慣れ親しんだタイプが望ましく、そのうえでクロップ監督の哲学に沿う者となれば、選択肢はおのずと限られてくるのかもしれない。すでにターゲットは絞られつつあるのだろうか。

そしていま、今夏のリヴァプールはこれまでにない大金を市場に投下する──と、ささやかれはじめた。

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粕谷 秀樹
月刊ワールドサッカーダイジェスト初代編集長を務めた。海外サッカーの解説者としても活躍。

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