プロトタイプカーとGTマシン、4クラスの混走による世界耐久選手権(WEC)は今年で5年目を迎える。そして今週末にシルバーストン(イギリス)で開幕。その決勝の模様はJ SPORTSで生中継される。

初年度のLM P1クラスチャンピオンのアウディが昨年いっぱいで撤退したこともあり、今年は昨年2年連続でタイトルを獲得したポルシェとトヨタの一騎打ちとなる。撤退したアウディからは、日本でもおなじみのアンドレ・ロッテラーがポルシェに移籍して、強力な布陣を敷く。

そして今年はWECタイトルの3年ぶりのタイトル奪取はもちろんのこと、昨年あと数分で初優勝を逃したル・マン24時間制覇を目指すのがトヨタだ。ドライバーズラインナップは、ステファン・サラザンの代わりに世界ツーリングカー選手権で3回チャンピオンを獲得しているホセ-マリア・ロペスが加入したこと(サラザンはル・マン24時間に3つめの車両をドライブ予定)。スプリントレースの王者が耐久レースでどのような走りができるかチェックしてみたい。事前のテストではポルシェよりもトヨタの方が速く、また今回のシルバーストンではポルシェはロードラッグ仕様の車両での参戦であり、トヨタが予選からリードを保つのではないだろうか?

なお残念なニュースだが、元F1パイロットのロバート・クビカがバイコレスから参戦予定だったが、既にチームを離脱したようだ。

LM P2クラスは、今年からエンジンがギブソン(旧ザイテック)のワンメイクとなる。注目点は、昨年までLM P1を戦っていたレベリオン( #37、38)がLM P2へ参戦すること。昨年のチャンピオンチーム、シグナテック・アルピーヌ(#36)、テストでトップタイムをマークしたTDSレーシング(#28)、さらにはGドライブレーシング(#26)がどのような戦いを見せてくれるか楽しみだ。

LM GTE PROクラスは、昨年同様、フェラーリ、ポルシェ、フォード、アストンマーチンという4車種での戦い。中でも注目しているのは、ついにミッドシップを採用したポルシェ911 RSRだ。リヤのディフューザーを設置するためにエンジンを前方に移してミッドシップになったというが、どれだけのポテンシャルを発揮してくれるか楽しみだ。LM GTE AMクラスは今年はさらにエントリーが減り5台となってしまった。こちらはフェラーリ、ポルシェ、アストンマーチンの3車種によるタイトル争いとなる。

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皆越 和也
1961年熊本県出身。1980年代後半に富士スピードウェイで観戦した「WEC in JAPAN」で四輪モータースポーツに目覚め、モータースポーツ専門誌編集部等を経てフリーランスのフォトライターに。SUPER GTは全日本GT選手権がスタートした1993年より、ほとんどのレースを現場で取材している。

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