早いもので、岩隈久志がメジャーリーグへ移籍して6年目。36歳のシーズンを危なげなく発進している。

現地4月4日、青木宣親が所属するアストロズ戦に今季初登板すると、6回4安打2失点の好投。味方の援護なく惜しくも黒星となったが、日本人投手一番乗りのクオリティ・スタート(6回以上投げて3失点以下)で、スコット・サーバイス監督も「快投だった」と賛辞を贈った。

明日、岩隈が今季2度目の試合に挑む。同地区ライバルのエンジェルス戦、敵地での先発。「リーグ屈指の安定感を誇るスターター」という評判通りの好投はなるか。

◆開幕直前のオープン戦は戦は乱調。地元メディアに不安広がるも…

好スタートを切った岩隈だが、開幕直前は地元メディアで不安が伝えられていた。今やベテランの域に達した35歳。“結果”がでなければ、すぐに「年齢の影響が出ているのでは」との憶測が広がる。

昨季、キャリアハイでリーグ6位の16勝をあげた実績も関係ない。もともとスロースターターと言われる岩隈は、今年のスプリング・トレーニングで、防御率は昨季の6点台より悪化の7点台。

最終登板ではドジャース戦に先発し、1回2/3を投げ、3安打2失点4四球。52球を要し、ストライクも26球で「調整が不十分」「これで健康が維持できるのか」と不安視されていた。

それがフタを開けてみれば、中5日で“いつも通り”の好投。6回で要した球数83、ストライク53球で、「安定」の看板に違わぬ活躍をみせた。

思い返せば、岩隈はメジャー初年度もスロースタートだった。この時は初年度ということもあり、チーム首脳陣の信頼を得られず、中継ぎスタートという難しい調整を余儀なくされたが、黙々と信頼を築いてみせている。

そもそも一流の投手は、マイペースで自律に長けている。岩隈はその能力が殊更に高いからこそ、周囲の反応をモノともせず“結果”を出せるのだろう。

ダルビッシュ有(レンジャーズ)や田中将大(ヤンキース)、前田健太(ドジャース)と比べると、なぜか注目度はいくらか低い岩隈だが、今季もコツコツと偉業を重ねていく勇姿を見届けたい。

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