JAF全日本選手権がかけられるシリーズのトップバッターとしてF3選手権が岡山国際サーキットで開幕しました。今年は、全20戦で戦われます。
行って参りました岡山。

2017年のF3シリーズは、かなり面白そうですよ。参加台数が増えたのもそのひとつですが、顔ぶれも変わって、レース展開も変化が見えてきています。ハードウエアーに興味のあるファンの皆さんにとっては、最新マシンのダラーラF317がミニF1のようなノーズを持っていてフロントウイングとリヤのウイングエレメンツも変わって、ダウンフォースが20%程度アップしたということです。エンジンの種類も増え、ヨーロッパで強さを発揮しているメルセデスベンツが参入、久々にスリーボンド東名が復帰。フォルクスワーゲンエンジンのユーザーが増え、無限が参戦しないが、トムスと戸田が国産エンジンとしては外国勢を迎え撃つ。

その顔ぶれは、2016年チャンピオンの山下健太選手がステップアップ、チームとしてのチャンピオンナンバー<1>を坪井 翔選手が背負い、同じトムスのチームメイトとしてF4チャンピオンの宮田莉朋選手が加入。昨シーズンは、海外のレース活動によってスポット参戦しかできなかった高星明誠選手が全戦参戦。これに、日本では無名の存在のアレックス・パロウ選手が加わった。シーズンイン前のテストではいきなりトップグループと肩を並べるタイムを叩きだして一気に注目を集めた。スペイン・バルセロナ出身。予選日に20歳になったばかり。GP3で複数年走っていたが、コンストラクターのダラーラの推薦で、日本へ。チームとしても国内復帰を果たしたスリーボンドが道上 龍監督のドラゴコルセとのジョイントで参戦し、ドライバーにパロウ選手を抜擢した。このスパニッシュドライバーがいきなり第2戦で1勝をマークした。鈴鹿と富士では事前の合同テストを行っているが、岡山は初めてのサーキット。予選までドライコンディションの走行は3時間とプラスαだけだというのに、いきなりポールポジションを奪取して見せた。チームのエンジニアや道上監督が「コースを覚えるのがもの凄く早い。だから初めての岡山でも直ぐにタイムが出る」とそのポテンシャルを絶賛。このぶんだと今後の鈴鹿、富士、岡山各サーキット以外でも速さを見せるのではないかという期待がバンバン膨らむ。逆に、チャンピオンを目指す日本人ドライバー達には強敵現る、だ。
ということで、今年のF3は面白そうです。

photo

高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

お知らせ

【【モータースポーツが見放題!】】
J SPORTSオンデマンドなら
アンテナ不要!チューナー不要!

SUPER GT、WRC、スーパーバイク、
世界耐久選手権(WEC)など充実のラインアップ!
PC、スマホ、タブレットでご覧いただけます。

モータースポーツパック:月額1,800円(税抜)
※25歳以下の方は、U25割:月額900円(税抜)

スカパー!×J SPORTS J SPORTS オンラインショップ