先週末に行ってきました、富士スピードウエイ。
SUPER GTの開幕戦直前最終合同テスト。
一週間前の岡山の合同テストへは行くことが出来なかったので、今回は絶対行かなくてはと、行って参りました。

さて、いろいろなメディアでご存知のことと思いますが、GT500クラスでLexus LC500が速いです。それも、まとまって速いです。このような状況は近年無かったと記憶しています。土曜日、日曜日の二日間予定で行われた合同テストでしたけれど、日曜日は降雪で走行はキャンセルとなって土曜日一日の結果ですけれど、トップ5がLC500という結果でした。
テストの模様を見ていると、Lexus勢はとても順調にテストプログラムを消化していて、セッティング毎に好タイムを記録しているようでした。あるドライバーさんに聞いたところ「RC Fを走らせていたときに、ここが、こうだったら良いのにと思ったところが最初から良い!」と。そして最初に乗ったときから「全てがシャキッとしている」とのこと。

レーシングカーの素性は大事だと思います。シェイクダウンの状態でも、ドライバーさんをはじめエンジニアさんもクルマの素性を感じて、それが良いか悪いかを即、見計らってしまうのです。その点からLC500は【素性の良いクルマ】ということなのでしょう。ライバルに比較するとLC500はまだまだ伸びしろがあるように思えます。

ここまで書いたところでお断りしておきますが、これは、あくまで現時点で話ですからね。気温も低く、外気温は5度を下回っていましたからタイヤの作動温度まで達していなかったし、あるエンジニアさんは「この状態ではまともなテストにはなりませんよ」とコメントしていたのです。そしてタイヤメーカーさんもテストの結果を踏まえて、これから開幕戦に向けてのタイヤを製造するわけですから、この結果が開幕戦にそのままスライドするわけではありません。

心配なのは日産のエースチームNISMOが全くタイムを伸ばせていなかったこと。ドライバーのR.クインタレッリ選手と言葉を交わした時に「ロニー、シャミセン?」「シャミセンじゃないよ。トヨタは速すぎる。僕らは精一杯やっている」と。でも、昨年の開幕戦前にNISMOは、苦労していたのを思い出したのです。そして、始まってみれば、開幕戦から二連勝!覚えてますよね。

このままの状況だと岡山のポールポジションは、平川 亮選手/N.キャシディー選手のヤングガンコンビ、37号車が獲ることが濃厚と思いますが、誰が勝つかは……?

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高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

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