レバンガ北海道

千葉ジェッツとのアウェイ2連戦、レバンガ北海道は最後までタフに戦い続けるも、勝利を手にすることができなかった。しかし、「戦えることは2日間見せられた」と水野宏太コーチが語るように、シーズン序盤に比べるとオフェンスの質は格段に上がっている。よくなってきた大きな要因は、故障で長期離脱を強いられた牧全の復帰など、戦力がようやくそろってきたことだ。

選手起用のローテーションがはっきりしてきたことで、水野コーチは使える戦略の選択肢が格段に多くなった。その成果は、12月2日から3月19日まで行われた交流戦の成績が、12勝12敗の勝率5割ということでも明らか。12勝の中には、シーホース三河をアウェイで倒したものが含まれるし、交流戦の22試合中15試合で75点以上を奪っている(シーズン平均74.6点は11位タイ)。好調を持続している千葉相手にも、活発なボールムーブからいい形で何度もシュートを打っており、ダニエル・ミラーとソープが頼りという状態からは脱却している。

「人数が足りない時は、元々あったものを削いで、いろいろなことをやるというよりは、じっくりと攻めて体力勝負に持っていかないことや、ファウル勝負に持っていかないところへできる限りしたかった。ただ、人数が増えてきて継続してボールと人が動くような、運動量を上げていくのもいいと思いますし、元々こういうバスケットをやりたかった。トランジションもジャマール・ソープだけでなく、他に走れる選手がいる。桜井(良太)を生かすとなれば(トランジションは)必要。攻撃に関しては、どのチームを相手にしてもやれる」

水野コーチはチームのレベルアップを実感しているものの、東地区内の成績で5勝20敗と大きく負け越しているのが非常に痛い。ただし、ワイルドカード2位との差が6ゲームあるといえ、追いつくチャンスは依然として残っている。「可能性がある限りワイルドカードの座を目指して戦う」と指揮官が語るように、北海道にとってB1残留は最低限の目標でしかない。千葉との2連戦で98点、101点を奪われたことからも、早急なディフェンスの立て直しが必要。奇跡のワイルドカードを実現させるには、次の仙台89ers戦が北海道の今後を大きく左右する試合になるだろう。

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青木 崇
NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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