決勝ラウンド進出を決めた侍ジャパンが渡米し、アリゾナ州でキャンプ中のカブスと強化試合を行った。カブスにはメジャーの40人ロースターには入っていない川崎宗則が、今季も招待選手として所属する。

試合前は侍ジャパンと和やかな挨拶を交わした川崎だが、この試合もロースター入りへの評価につながるチャンスの場。リードオフマンとして起用された川崎は初回と3回に二盗を決め、チーム初得点と勝ち越し点となるホームを踏むなど、アピール十分の活躍をみせた。

侍ジャパンは、初回に菊地涼介のソロで先制点をあげるも、昨年2000奪三振を達成した先発ジョン・ラッキーの投球術の前に、2回途中からバットが沈黙。凡打凡退で二塁も踏めなかった。

日本は、藤浪晋太郎が先発したが、3回までで83球を投じるなどピリッとしない。4回4安打4三振も与四球4の3失点で降板した。さらに続く継投でも5回と6回にも2点と1点を失い、6回までに6失点。

1-6で迎えた8回、2015年以降、けがでメジャーから離れていたダラス・ビーラーから3点をあげて、4-6とするも反撃はそこまでだった。

◆知将マドン監督のアイデア再び。「ワールドチャンピオンとWBC覇者が対戦すればいい」

あくまで強化試合、されど試合は試合。東京での1次・2次ラウンドで、苦闘、死闘を勝ち抜き、自信を得たはずの6戦無敗メンバーだが、それを揺るがす相手だったかもしれない。

カブスは昨季108年ぶりワールドチャンピオンに輝いた覇者。指揮官は奇抜なアイデアを次々と実戦し、知将としても知られるジョー・マッドン監督だ。川崎をスタメンに起用したのもさることながら、実はこの日のカブスは主力の多くがスタメンから外れていた。

チームの看板選手で強打者のクリス・ブライアント、カイル・シュワーバー、アンソニー・リゾ、アディソン・ラッセルらは、ブルワーズとの試合に出場していた。

つまり、日本と戦ったメンバーはいわばカブスの「1.5軍」なので、負けてもカブスにとっては、プライドは傷つかないし、逆に勝てば昇格を目指す選手ら含めたカンフル剤になるという、損のない算段だった。

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