「高校野球はベスト8が一番面白い」と日本では言われている。単発の決勝、2試合のみの準決勝が好ゲームになるとは限らない。

そう考えると、大会を勝ち上がってきた実力伯仲のチームがしのぎを削る試合をより多く堪能できるのだから、前述のような格言が生まれたのだろう。2017年WBCにおけるプールFにも同様のことが当てはまる。

大会開催4度目にして初めて、プールCを勝ち抜いたドミニカ共和国とアメリカ、プールDを突破したプエルトリコとベネズエラの4ヶ国が一同に会した。

4チームはいずれも投打のバランスがいびつであるため、総合力の可視化は難しいが、改めてペーパー上の戦力を比較すると以下のようになるのではないか。

ドミニカ共和国:S
アメリカ:A
プエルトリコ:B
ベネズエラ:B+

この4ヶ国は多くのメジャーリーガーが参加している。試合の中身を考えただけで胸が躍る「世界4強」で形成されたグループFでは、どのような要素が重要になってくるかを考えてみる。

◆勢いに乗るドミニカ共和国とプエルトリコが有利?

昨年は大本命のシカゴ・カブスがワールドシリーズを制覇したとはいえ、近年のメジャーリーグを見ていても野球は最後の勝利者を予測するのが困難だ。短期決戦ではその難しさに拍車がかかる。

アメリカのメディアも躍起になってポストシーズンに勝つための手段を探ったが、いまだに勝利の方程式は証明されていない。

ここで、1次ラウンド3戦全勝のドミニカ共和国とプエルトリコを持ち出して、「流れ」の重要性を説くのは非常に簡単だ。だが、過去の大会を振り返ると、ファーストラウンドで勢いをつけたチームが必ずしも決勝ラウンドまで駒を進めているかといえば、そうではない。

過去3大会で第1ラウンドを全勝したのは7チームあったが、そのうち第2ラウンドも突破したのは3チームだけだった。勝ち抜くほどに、さらなる強豪が待ち受ける大会にあって、前のラウンドで得た勢いは決定的な意味をなさないとの教訓を得ることができる。

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\3月6日(月)WBC開幕/
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