現在の日本のサッカー界の最大の問題。それはクラブ経営だ。選手はすでにプロになって、ヨーロッパでも通用するレベルに達しているし、日本人指導者のレベルも着実に上がっている。次は、クラブ経営面でプロ化しなければならないのだが、毎年のように首をかしげるような人事を行うクラブが多い。とくに、バックとなる親会社の力が強いクラブに問題は顕著のようだ。

もっとも、純粋にサッカーを楽しみたい中立的なサッカー・ファンとしては中村のジュビロ磐田入りは楽しみでもある。

2016年にJ1に復帰した磐田は、名波浩監督の下で危なげなく残留を決めた。それも、なりふり構わず守備を固めて勝点を積み上げたのでなく、チームを成長させながらの残留である。着実にチーム力を上げていけば、古豪復活も夢ではないだろう。

そこに、今でも日本で最もうまい選手である中村俊輔が加わったのだ。とくに、名波監督との関係には期待できる。ともに、稀代のパッサー。天才である。サッカーが大好きで、一日中サッカーのことを考えているそんな2人がここで出会ったのだ。

フットボーラーにもさまざまなタイプの選手がいるが、名波浩も中村俊輔もともに古典的なゲームメーカーである。長短のパス1本で、味方を動かし、ゲームの流れを変えることができる。

それができるのは、ピッチ上を俯瞰的に見る眼を持っているからだ。凡庸な選手は、ボールと周辺の味方が見えているだけだ。相手の情況まで眼が届かない。自らのプレーをしかけていって、つぶされてしまう。名選手というのは、相手の動きを見ながら味方にとってベストであると同時に、相手にとって最も嫌なプレーを選択できる選手のことだ。そして、さらに敵味方22人の動きを把握して、最高のプレーを選択できる選手。それが、本当のゲームメーカーだ(もちろん、そこで選択したプレーを正確に実行できるだけのテクニックが必要なのは言うまでもないが)。

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