名将の言葉が、1年生ルーキーにかける期待の大きさを表していた。

第47回全国高校バスケットボール選抜優勝大会(ウインターカップ)は29日に最終日を迎え、男子の決勝戦は福岡第一高校(全国高校総体1位=福岡)が81−78で東山高校(全国高校総体2位=京都)を下して11年ぶり2度目の優勝を飾った。

1年生ながら活躍が光った松崎裕樹

1年生ながら活躍が光った松崎裕樹

福岡第一は、重冨友希、周希の双子がチームの中心。兄弟に話題が集中するが、先発メンバー唯一の1年生、松崎裕樹が大会を通して高い潜在能力を見せつけていた点も見逃せない。井手口孝コーチは「1年生でスタートに起用したのは並里成、狩野祐介(ともに滋賀)くらい。(将来は)日の丸は、付けてほしい」と松崎の将来性を高く買っていることを明かした。

相手のエース格にルーキーをぶつけたあたりに、期待と信頼が見えた。決勝の東山戦ではスコアラーである岡田侑大のマークに付いた。準々決勝の市立船橋(千葉)では、長身ガード赤穂雷太と互角に渡り合った上に、ゲーム最多23得点。松崎は「周希さん、友希さんは、スピードの中でもしっかりとしたパスをくれる。走っていればボールが来て、レイアップに行くだけ。赤穂選手は自分よりも背が高いし、上手い。走らせれば動きが鈍くなるかなと思って、自分は走るだけだった」と謙遜したが、勝利に大きく貢献して存在をアピールした。

松崎の両親は、ともに高校バスケット経験者で長身。小学2年生の頃にバスケットボールを始めたのは、自然な成り行きだった。2008年にウインターカップで準優勝した狩野世代の試合を生観戦し「スピードが速いし、外からのシュートも正確に入るチームだった。留学生のダンクシュートにも惹かれた」と福岡第一のバスケットに憧れた。長崎県大村市の出身だが、中学時代に井手口コーチから声をかけられて、福岡へ渡った。

1年前の冬には、ウインターカップ予選で敗れて今季に向けてスタートした福岡第一の現チームの合宿に中学3年生で参加。井手口コーチに「高校1、2年に十分に付いていける。これは(入学後すぐに)スタート起用だなと思った。初めて聞くフォーメーションでも、すぐに頭に入って理解が出来た。プレーも理解力も持っている」と言わしめた。

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高校バスケウィンターカップ2016

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