双子の重冨友希、周希兄弟を軸にした福岡第一高校が、インターハイとウインターカップの二冠を成し遂げた。井手口孝コーチが魅力と感じるスピードあふれるプレイは、東京体育館を埋めた多くの観客を魅了したのはまちがいない。

福岡第一を優勝に導いた井手口孝コーチ

福岡第一を優勝に導いた井手口孝コーチ

このスピード感満載のバスケットボールを展開するには、試合を通じて走り続けられる脚力が絶対条件。「この1年間、とにかく手を抜かない質のいい練習を、どこのチームよりも長くやろうということで頑張ってきた。その成果が最後の最後まで出せたと思います。全員の生徒を褒めてあげたい」と井手口コーチが語ったように、選手たちは厳しい練習をやりきる心身両面でのタフさを身についていた。中国から来た留学生センターの蔡錦は、2mのサイズと横幅のある体格が持ち味だが、キャプテンの重冨周によれば、入学してから10kg以上体重が落ちたという。

福岡第一の武器であるトランジション・オフェンスは、重冨兄弟が持つ視野の広さと、2人の間で構築されたコンビネーションによって作り出される。リバウンドを奪ったと思った瞬間に長いパスが出され、前を走ったチームメイトがフィニッシュしての得点は、ウインターカップを通じて何度も見られた。東山もインターハイの敗戦を糧に、しっかりと準備してきたはずだ。それでも重冨兄弟によってセーフティーの背後に走った選手へパスを通されて失点しまうのは、福岡第一がすばらしいと言うしかない。

「走るという点でこのチームをどう評価するのか?」と井手口コーチに質問すると、こんな答えが返ってきた。

「草創期の方がもっと速かったです。全国大会に行けなかったけど、速さは速かった。並里がガードでいた前の優勝時は、彼のドリブルとウイングのスピードがあった。ティアノ(ディアン・ティアノ・セイドゥ・ヌロ)や天翼(遥天翼:当時の姓は姚)とかリバウンドが強いのもいたので、よりブレイクを出しやすかった。そう言った意味ではその次くらいですね」

お知らせ

高校バスケウィンターカップ2016

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