バスケットボールのシュート成功率は、どんな選手であっても試合によって変わるものだ。それにしても、3ポイントを得意とするシューターには残酷な数字だった。2点シュート10本、3点シュート5本を放ち、合計成功数0本。

第47回全国高校バスケットボール選抜優勝大会(ウインターカップ)の準決勝に臨んだ昭和学院高校(千葉)の2年生シューター、佐古愛は「ウォーミングアップで打ったときの感触は悪くなかった。でも、試合では気持ちの弱さが出てしまって、プレッシャーに負けてしまった」と試合後に大粒の涙を流した。試合の立ち上がりにレイアップシュートを外したところから悪夢は始まった。

ゴールが遠かった佐古愛。決勝で姉と対戦する夢は叶わなかった

ゴールが遠かった佐古愛。決勝で姉と対戦する夢は叶わなかった

前回女王の岐阜女子高校(岐阜)を相手にきん差のゲームができていた。一時はわずかにリードも奪う善戦だった。シュートは入らなかったが、佐古はプレータイムを与えられ続けていた。鈴木親光コーチが「ディフェンスは頑張ってくれていたので、出し続けた」と話したように、佐古は守備面でチームに貢献していた。

しかし、守備の話を振っても佐古は首を横に振った。長いプレータイムをもらった中でシュートが1本も入らないなど経験がない。「何もできなかった。いつもと違った悔しさがある。(こんなのは)初めて。私がシュートを決めなければいけなかった。気持ちが弱くて、しっかりと打ち切れなかったのがいけなかった」と自分を責めるように話した。

しかし、シューターはどれだけ入らなくても打ち続けなければならない。チームメートからは「お前はシューターだから、入るまで打ち続けろ」と言われたという。試合中に不安になったのではないかと聞けば「自分の仕事は、シュートを打つこと、決めること。そこは最後まで続けられた」と目に力を込めた。シューターの意地だ。気持ちの強さがないわけではない。

お知らせ

高校バスケウィンターカップ2016

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