「私、ゲラなんで、すぐに笑ってしまうんです」――女子マネージャーは、悔し涙を流しながらも、笑顔を見せた。

ゲラとは、笑い上戸を意味する言葉だ。しっかり者というタイプではないが、笑顔を絶やさぬチームの華だ。第47回全国高校バスケットボール選抜優勝大会(ウインターカップ)の男子は26日に3回戦を行い、近畿大学附属高校(大阪)は57−91で帝京長岡高校(新潟)に敗れた。悔し涙を流すチームの中に、1人の女子マネージャーの姿があった。3年生の国本彩陽さんだ。

試合に敗れて涙を流すマネージャーの国本彩陽さん

試合に敗れて涙を流すマネージャーの国本彩陽さん

「ずっと大阪府の大会で優勝できなかった世代なのに、最後に全国大会で終わることができて、本当に良かった。みんな、すごく成長していて、信じて来て良かった。やっぱり、近高に来て良かった」と話したときの、負けた悔しさと感動が入り混じった表情が印象的だった。

体力的に厳しかったために高校でもプレーを続けようとは考えなかったが、バスケットは好きだった。2学年上で同じ小・中学校に通った先輩が近大付属の選手としてプレーする姿を見たとき、近大附属に進学してバスケ部のマネージャーになろうと決めた。ただし、すぐにはなれなかった。

近大附属の大森健史コーチは「マネージャーは、マネジメントする立場だから、選手に雑用で使われるような子では困る。単なる憧れでチャラチャラしているような子では務まらない。やらなければならないことをしっかりとできることが条件」という方針で、学業成績におけるクラス席次10番以内達成をマネージャーになる条件として課している。国本さんは、最初のテストは11位で条件を達成できず、1年生の夏休み前にクラスで3番目の好成績を残して、ようやくマネージャーになれたという。

初めは、憧れた役目を担って楽しさを感じた。しかし、先輩に助けてもらうことも多かった。

お知らせ

高校バスケウィンターカップ2016

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