今年メジャーを去った人達、前回は引退した強打者を取り上げました。そして、今回はマイクを置いたブロードキャスター、そして球界どころかこの世から姿を消したスター投手です。

ビン・スカリー (ドジャース ブロードキャスター)

67年!という気の遠くなるような長期間にわたり「ドジャースの声」だったビン・スカリーさんがついに引退してしまいました。御年89歳です。

彼は「伝説」ですが、わたしがMLBに入れ込み出した約40年前ですら、すでに伝説的存在でした。

彼を褒め称える記事は、内外で数多く書かれました。その英語が美しく聞き取りやすいこと、幾つになっても勉強を怠らずその豊富な情報量は圧巻だったこと、などなどです。

したがって、ここでは言わずもがなの賛美は控えたいと思います。その上で、わたしが「スカリーさんは偉大だなあ」と思うところを述べさせていただきたいと思います。

それは、環境変化への適応力です。

「ずっと、ドジャースのゲームを放送し続けたんだ、基本的には環境は変わっていないじゃないか」と、思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、それは違います(野球以外のスポーツの担当経験がある、ということではなく)。

ドジャースのLA移転以降に限っても、彼を雇用する球団経営者はオマリー家というファミリーから、世界的メディアグループのニューズ・コーポーレーションに、そして乱脈経営で球団を危機に陥れたマッコート夫妻、そして現在の共同経営グループと転々としています。球団経営は一族で行うのが常識だった世代には、振れ幅の大きすぎる変化でしょう。

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