安藤香織コーチ

安藤香織コーチ

何度も挑み続けた相手チームの指揮を執る。大阪薫英女学院高校女子バスケットボール部の安藤香織コーチは、思いもよらなかった立場になり、2年目を迎えている。大阪薫英は、全国でも屈指の強豪校だ。しかし、一昨年のシーズン前にチームを鍛え上げた長渡俊一前監督が亡くなった。妻である長渡由子コーチが後を引き継いだが、事務職の仕事もあるため指導に専念することは難しく、チームは新たな指導者を必要としていた。当然、伝統校であれば、卒業生の中に指導の道を歩む者もいる。ところが、前長渡監督は、生前からずっと府内のライバル校を率いていた安藤コーチに後任を頼んでいた。ライバル校と言っても、大阪薫英は強豪私立で、安藤コーチが率いていたのは公立の豊島高。全国大会での実績では大阪薫英が上だ。それでも、長渡前監督は、スカウト活動ができない公立校で毎年手ごわいチームを作り上げて来る敵将の腕を高く買っていたという。

練習風景

安藤コーチは、現役時代に府立大塚高校で大阪薫英を破って全国大会に出た経験を持つ。指導者になってからも「打倒・大阪薫英」は、一つの目標だった。ライバルでありたいという気持ちからコーチ就任を当初は断り続けた。しかし、昨季開幕前に新たな挑戦に踏み切る決断を下した。「豊島高で指導していたときは、何回も練習試合をさせてもらった。そのうち、国体チームの指導を長渡先生と一緒にさせていただくようになって、ライバル校なのに練習メニューも教えて下さったし、すごくお世話になっていた。何度もお話をいただいたけど断り続けていたし、長渡先生が亡くなった後も、卒業生で適任者がいるのではないですかと言って断った。でも、この学校が苦しんでいるのを横目に見て、お世話になった恩を返すというか、チャレンジしてみようという気持ちになった」と心境を明かした。

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