来年3月に行われる第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け、野球日本代表「侍ジャパン」は小久保裕紀監督の下、継続的な強化を図っている。

大会まで残り4カ月に迫った11月10日からは、メキシコ代表、オランダ代表を招き、強化試合をそれぞれ2試合ずつ敢行。今回は強化試合4戦を振り返り、そこから見えてきたことを記す。

◆11月10日:日本 3-7 メキシコ

侍ジャパンは1-2と逆転された5回、この試合チーム初安打となる筒香嘉智(横浜DeNA)の適時二塁打で同点に追い付く。

再び2点を追う展開となった8回には、鈴木誠也(広島)の安打に相手守備の乱れが絡み1点差に。なおも一打同点のチャンスで代打に大谷翔平(北海道日本ハム)を送るも、あえなく三振に倒れた。

先発・武田翔太、2番手・千賀滉大(ともに福岡ソフトバンク)は、前者が四球からの失点、後者が2死走者なしからの被弾と、互いに課題が残る内容。9回に登板した山﨑康晃(横浜DeNA)は5本の被安打を集められ3失点。反撃ムードに水を差してしまった。

◆11月11日:日本 11-4 メキシコ

侍ジャパンは初回、3番に入った大谷の二塁打でチャンスをつくると、続く4番・中田翔(北海道日本ハム)の適時打で先制。3-3の5回には先頭の大谷が内野安打で出塁すると、1死三塁から筒香の内野ゴロの間に勝ち越し。

終盤にも得点を重ね、9回には中村晃(ソフトバンク)がメジャー通算515登板のロモ(ジャイアンツ)から2ランを放った。

先発の野村祐輔(広島)は3本の本塁打を浴び、4回3失点の内容。2番手・増井浩俊(北海道日本ハム)が3回1失点でまとめ、その後は宮西尚生(北海道日本ハム)、秋吉亮(東京ヤクルト)が無失点リリーフを見せた。

◆11月12日:日本 9-8 オランダ(延長10回)

この日からオランダと対戦する侍ジャパンは4点を追う5回、大谷の代表初アーチを皮切りに6点を奪い逆転。9回に再逆転を許すも、その裏に相手の送球エラーで追い付いた。

延長10回からはタイブレーク制が導入。守りは初招集の岡田俊哉(中日)が無失点にしのぐと、その裏の攻撃では1死満塁から、こちらも初招集の大野奨太(北海道日本ハム)がライト前に落とし、サヨナラ勝ちを収めた。

先発・石川歩(千葉ロッテ)は4回3失点。2番手の藤浪晋太郎(阪神)は相手4番に2ランを被弾するなど、3回2失点の内容。リリーフ陣では岡田をはじめ、山﨑は3番手として1イニングをぴしゃりと抑える好投。9回に逆転を許した大瀬良大地(広島)を宮西が好救援で助け、敗戦ムードを蔓延させなかった。

お知らせ

【結束!侍ジャパン】
侍ジャパン・トップチームに密着取材


2017年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシックに向けて招集された侍ジャパン・トップチーム。 チーム強化のために組まれた、メキシコ、オランダとの試合にJ SPORTSのカメラが密着取材しました。

★放送予定:11月28日 (月) 午後7:30 J SPORTS 1

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