ついにカブスが本拠地リグレーフィールドで、ワールドシリーズの勝ち星をあげた。例の1945年に起きた「ビリー・ゴートの呪い」の1件以来となる、実に71年ぶりの勝利となった。

インディアンスが先に3勝1敗とリードして迎えた第5戦のこと。しびれる投手戦をカブスが制した。第3・4戦ともに同地で連敗していたので、負ければ終わりの崖っぷちの一戦だった。

第5戦は3-2とリードした7回、1アウトからランナーを背負った場面で最速左腕守護神のアロルディス・チャップマンを投入。

チャップマンが8回と9回も抑える力投をみせ、見事に逃げ切ってみせた。最後のバッターが三振に倒れると、ホームのファンが一斉に公式応援歌の「Go,Cubs,Go」を大合唱した。

場内のスクリーンに映し出されたシカゴのファンは、もう狂喜乱舞。よく見ると、その中にあのビル・マーレイの姿があった。スタンド席のマーレイは力こぶを作って左腕を曲げ、カブスジャンパーの「C」のマークをひくつかせていた。

その後もマーレイの目撃情報は、ツイッターでも続々と投稿された。中でも、勝利の瞬間に目頭を押さえた動画は相当数リツイートされている。

◆シカゴ出身の名士で球団オーナーシップも所有。マーレイの貢献度とベースボール愛

コメディの巨匠ビル・マーレイは、アメリカの長寿深夜バラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』でコメディアンとして活躍し、映画『ゴースト・バスターズ』でブレイク。

日本を舞台にした映画『ロスト・イン・トランスレーション』ではアカデミー主演男優賞にノミネートされるなど、俳優としても名高い。

10月23日は首都ワシントンDCのケネディ・センターで、コメディ界で誉れ高いマークトウェイン賞を受賞した。

エンタメ界での功績は枚挙に暇がないが、そのベースボール愛とカブス愛も有名だ。特に今季は108年ぶりの優勝が実現しつつあるとあって、連日球場に駆けつけては応援しまくっている。

実際、マークトウェイン賞の受賞スピーチも、カブスのリーグ優勝が決まった翌日だったため、「カブスが勝ってなかったら(試合が翌日もあるから)授賞式には出られなかった」と明かしたほど。

シカゴ出身のマーレイは、「俳優かコメディアンになってなかったら、プロ野球選手になっていた」というほどの野球好き。映画で野球選手を演じたことも何度かあり、プライベートではマイナーリーグの複数球団のオーナーシップを有している。

そんなシカゴの名士は、第3戦はセブンス・イニング・ストレッチで、名物の愛唱歌「私を野球に連れてって」の大合唱を先導。

実況ブースから、マイクを持ってファンに呼びかけながら歌うのだが、この日はなぜか人気アニメに登場するカモのダフィー・ダックになりきりながら熱唱。合間に絶妙なカモの鳴き声を織り交ぜ、ファンを楽しませた。

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