カブスがワールドシリーズを制すれば、実に108年ぶり――。史上最も優勝から遠ざかっているため、強調されてきたこの3ケタの年数。

だが、相手インディアンスも68年ぶりで、これは現在のメジャー30球団では、カブスの次に優勝から遠ざかっているチーム。ちなみにメジャー史全体では、ホワイトソックスが87年、レッドソックスが85年、フィリーズが77年もの間、優勝から遠ざかっていたが、いずれも近年頂点に輝いている。

現地25日(日本時間26日)に開幕するワールドシリーズ。今年激突するのは、メジャー最高勝率.640で103勝58敗と圧倒的な強さでレギュラーシーズンを駆け抜けた、ナショナル・リーグ王者のカブス。

対するアメリカン・リーグの覇者は、何人もの中心選手をケガで失いながらもリーグ2位の勝率.584、94勝67敗としぶとく勝ち抜いたインディアンス。

しかし、ポストシーズンで圧倒的な強さをみせたのはインディアンスの方。地区優勝決定シリーズでレッドソックスに3勝0敗とスウィープ勝ち。

リーグ優勝決定シリーズでもブルージェイズに4勝1敗。強打を誇る2チームを投手力で封じ込め、短期決戦で最も重要な「流れ」を渡さなかった。

一方のカブスは、地区シリーズでジャイアンツを3勝1敗で下すも、リーグ優勝決定シリーズではドジャースに1勝2敗とリードされてから3連勝を収め、4勝2敗でワールドシリーズへ進出した。

攻守ともに充実した「全盛期」を思わせるカブスだが、ポストシーズンではインディアンスの方が勢いに勝るのではとの向きもある。

だが、メジャー公式サイトでの番記者はじめ、ワールドシリーズ優勝チームの予想は、なおもカブスの方が多数派。攻守での選手層の厚さ、スキのなさ、そしてジョー・マドン監督の手腕が高く評価されている。

今季は、夏のオールスターゲームでアメリカン・リーグが勝利したため、ホームアドバンテージは同リーグのインディアンスにあり、第1・2・6・7戦をインディアンスの本拠地プログレッシブ フィールドで行う。

先に4勝をあげたチームが優勝を収める同シリーズを制するのは、108年ぶりのカブスか68年ぶりのインディアンスか。

◆豪華投手陣とパワーヒッター揃いのカブス、“ラッキーボーイ”バイエズにも注目!

カブスは先発陣に、2年連続でノーヒッターを達成したエースのジェイク・アリエタ、リーグ優勝決定シリーズでMVPに輝いたベテランのジョン・レスター、今季最優秀防御率2.13のカイル・ヘンドリックスの豪華3本柱が揃い、抑えに最速左腕のアロルディス・チャップマンが座る。

打撃陣も、39本塁打のクリス・ブライアント、32本塁打のアンソニー・リゾといった主砲に加えて、リーグ優勝決定シリーズに代打で逆転グランドスラムを放ったミゲル・モンテロ、同シリーズで流れを引き寄せる長打を何度も見せたアディソン・ラッセルなど、勝負強いパワーヒッターが揃う。

しかも、ポストシーズンでは23歳のハビア・バイエズが昨季に続いて大当たり。

地区シリーズ初戦では虎の子の1点となるソロホームランを放ち、守っては二塁手として相手のヒットや好走塁を阻止するファインプレーを連発し、チームを盛り立てる“ラッキーボーイ”となっている。

なお、守備では外野で最も守備範囲が広いセンターで、幾度となくスーパーダイビングキャッチをみせているデクスター・ファウラーの活躍も引き続き注目したい。

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