今年もJ SPORTSで放映されるジュニア(20歳以下)カテゴリの最高峰大会、全日本ジュニア柔道体重別選手権。人材揃った女子8階級のみどころを簡単に紹介してみたい。

78kg超級決勝で対決する素根輝と児玉ひかる

78kg超級決勝で対決する素根輝と児玉ひかる

大会のハイライトは、78kg超級で初優勝した素根輝(南筑高1年)と児玉ひかる(敬愛高3年)のホープ2人による決勝対決だろう。高校1年生の素根は全国中学大会を2連覇し当たり前のように世界カデ選手権も獲った期待の星。しかし今年の全国高校選手権とインターハイを圧勝で制している児玉に県予選で敗れて今夏は全国大会の畳を踏むことすら許されなかった。今大会の予選である九州ジュニア選手権でも去年、今年と続けて児玉に敗れており、ここまで1度も勝てていない。将来の日本代表間違いなしと目される素根がついに、初めて児玉を破った今大会の決勝は後世歴史的な試合と位置付けられるのではないだろうか。単に「強いから勝ってしまう」脆弱な量産型エリートの域に留まらない、壁を乗り越えようとあがく素根の凄まじい気迫に注目。

昨年世界ジュニア代表を務めた池絵梨菜(国士舘大2年)をはじめ、青柳麗美(環太平洋大1年)、田中志歩(聖光高3年)ら人材居並ぶ70kg級を圧勝で制した新添左季(山梨学院大2年)の勝ちぶりは今大会の華。天理高在学中からその技の切れ味で関係者の注目の的だった新添は、昨年から本格ブレイク。大学進学後失速する選手の多い女子カテゴリにあって、力を失わないどころかその技の威力はますます冴えを増し、今大会では鉈を振るうような凄まじい「一本」を連発。準決勝の青柳戦、決勝の池戦と世代を代表するスター2人を豪快に畳に沈めた2戦はぜひ映像でチェックしてもらいたい。

ジュニアの域を越えた完成度の高い組み手で当たり前のように2連覇を達成した57kg級の舟久保遥香(富士学苑高3年)、徹底マークを跳ね除けて豪快な「一本」で優勝を決めた48kg級の坂上綾(三井住友海上)ら優勝候補の勝ちぶりはもちろん注目。スター居並ぶ人材密集階級をしぶとく勝ち残った立川莉奈(福岡大2年)と63kg級の荒木穂乃佳(兵庫県警)の「目の前の試合を取りに行く」泥臭い戦いぶりには、結果を残し続けなければ即将来の道が断たれるこの世代の柔道競技のサバイバル戦の厳しさがにおい立つ。皇后盃ベスト4という大戦果を残したばかりの梅津志悠(三井住友海上)が豪快な「一本」で優勝を決めた78kg級決勝も見逃せないチェックポイントだ。

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古田 英毅
柔道サイト 「eJudo」編集長。国内の主要大会ほぼ全てを直接取材、レポートを執筆する。
コラム「eJudo's EYE」の著者でもある。自身も柔道六段でインターハイ出場歴あり。J SPORTSワールドツアー中継ではデータマンを担当。

お知らせ

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◆ 柔道 全日本ジュニア体重別選手権大会2016
#1:9月29日 (木) 午後7:00〜
#2:9月30日 (金) 午後7:00〜
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