若い選手たちがドルトムントの前に立ち込める暗雲を払いのけた。そこに大きな希望を見いだせるのではないかと思わせたのが9月17日、第3節ダルムシュタット戦の快勝劇だった。

ドルトムントも第2節のRBライプツィヒ戦で、初めて1部に昇格した相手に0−1で敗れていた。そんな状況で向けたのが、昨季のブンデスリーガで唯一ボール支配率が40%を下回ったのが堅守速攻を信条とするダルムシュタットだった

しかし、そんなチームをドルトムントは6−0と完膚なきまでに叩きのめした。そして、その勝ち方が印象的なものだった。

「(3日前に行なわれた)CLでの勝ち方が良かったから、それがすごくチームに自信を与えました。スタメンの選手も途中から出た選手もチームのために戦えているので。それが一番大事です。しっかりと目の前の試合で結果を残していければ、必ず必要とされる選手になると思います」

この試合でとりわけ大きかったのは先制点だろう。新加入の左MFデンベレからのクロスにカストロがあわせてゴールが生まれたのが、前半開始間もない7分のこと。これにより、守備を固めてあわよくば勝ち点1を持ち帰ろうとする相手の狙いを阻むことが出来たからだ。

前半に生まれたのはこのゴールだけだったが、後半が始まって間もない48分にゲレーロのミドルシュートがこぼれたところを、ラモスが押し込んだ。54分にはシュメルツァーのクロスに、ドルトムント下部組織出身の18歳の右MFプリシッチが合わせて、3−0として、試合を決めた。

そして、その直後にダルムシュタットのニーマイヤーが2度目の警告を受けて退場したことで、81360人がつめかけたジグナル・イドゥナ・パークのファンの関心はこの試合で何ゴールが入るかに向けられることになった。

そんな状況のなか、63分に香川はゲレーロと交代で2シャドーの一角に入った。香川は、相手DFラインの裏で後方からのパスを引き出し、相手のマークをひきつけてからサイドに散らすようなシーンも多かった。トゥヘル監督が、今季の戦いのなかで重視している攻撃の形の一つだ。実際に、そこから先にもサイドからのクロスから、カストロ、ローデ、モルのゴールが決まり、最終的には6−0で勝利を収めた。

「サイドの若いヤツらは、とにかく速い(笑)。勢いもすごいし。そういう選手たちを活かしながら、今度は自分がどうやって活きるのか。それがこのチームも形になりつつある」

ゴールこそなかったものの、香川はこの試合の収穫をポジティブに語っていた。ローデとモルが得点を記録し、ゲレーロがラモスのゴールにつながるシュートを放つなど、新加入選手が多くのゴールに絡んだことも、ドルトムントにとって明るいニュースとなる。

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