「黒田(和生)先生はよくメールでも『自分がどんな時でも、悪い時でもいい時でもひるまる、奢らず、はつらつと』と。そういうモットーがあるんですけど、どんな時も謙虚に行けよと言ってくれるし、人間性の部分で一番影響力があった人なんで。今も関係続いてるし、監督みたいな年齢(60代)になってきたら、チャレンジするのは億劫になると思うんですけど、台湾へ行って若い選手を育てていくことをやめない。ああいう人を見るとやっぱり尊敬するし、自分もああいうふうに最後までチャレンジしたいと思います」

キリンカップ決勝のボスニア・ヘルツェゴビナ戦(7日=吹田)前日、大阪市内の練習場を訪れた滝川第二高校時代の恩師・黒田監督(現チャイニーズタイペイ育成責任者兼技術部最高顧問)について岡崎慎司(レスター)がこう語ったように、高校サッカー時代の強い師弟関係は今も続いている。この経験豊富な指導者がボスニア戦を実際に観戦し、教え子である岡崎と金崎夢生(鹿島)のプレーを久しぶりに生で見たという。

「まず岡崎は大きく見えました。相手のDFは大柄だったけど、それに負けないくらいユニフォーム姿に迫力があった。それだけ国際経験を積んで自信がついたということ。1つ1つのプレーも力強く、うまくなっていて、前線からのプレスもよく利いていたし、守りのアプローチも長けていた。あらゆる面で感心するところばかりでした。特に目についたのは相手の背後を突く動き。それが代表入りしてからの岡崎の代名詞だったですけど、動き出しの鋭さや走りのタイミングのよさは確かに光っていたと思います」と名将は言う。この日の岡崎はシュートゼロに終わり、代表通算50ゴール達成は持ち越しとなったが、本田圭佑(ミラン)・香川真司(ドルトムント)の2枚看板不在の攻撃陣を79分間にわたってけん引したのは間違いない。

もう1人の金崎の方は岡崎と交代して後半34分から出場。1トップに陣取り、体を張ってタメを作ろうとしていたが、屈強なDFの揃う相手守備陣に苦しみ、やはりシュートゼロに終わってしまった。

「もっとボールが集まるように味方に要求して、シュートの本数を増やすことが課題だと感じました。鹿島に復帰してからはヘディングシュートが多いみたいですけど、もともと彼はスピーディーな突破に長けた選手。足のシュートがもっとほしい。自分で仕掛けていく動きに加えて、裏に抜けるプレーも必要。やっぱりFWは裏を狙ってこそ成功できる。金崎はそれができる選手だから、そうあってほしいです」と黒田監督は注文をつけていた。

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