年明け、伊藤準規を連れて、大野雄大はアメリカに向かった。自主トレの地にアメリカを選んだ。

エースと呼ばれる吉見の背中を追い、入団からここまで大野は懸命に何かを学ぼうとしていた。そんな吉見からの卒業宣告。「いつまでも僕と一緒じゃダメ。もう立場的にも自分でやった方がいい」。

率直に疑問に思った。なぜアメリカを選んだのか。「日本代表のメンバーと色んな話をして興味を持ったのもありますし、トレーニングに関してはまだ自分の知らない事も多いです。大きく言ってしまうと、新しい刺激が欲しかったんですよ」。

一流の条件の一つに“現状に満足しない”があると思う。谷繁監督も“無上”をモットーに現役を全うした。大野は決して現状に満足しない。新しい自分探しから今年を始めた。ではそのアメリカはどうだったのか。

「予想外でしたね。考え方が違う。だいぶ日本にもトレーニング文化が確立されてきてはいると思うんですが、まだボールを使う練習が多いですし、走る事にしても長距離の有酸素系が多い」。

「メジャーリーガーは考え方が違う。1月にボールやバットを使う時間なんて数分です。後は自分の体を強くするトレーニングに時間を使っていました。どうしたら自分の体のパフォーマンスをうまく発揮できるか、その為には体をどう使い、どこを鍛えればいいのか。その考え方が日本より発達している気がします」。

どちらが良い悪いではない。大野は考え方の中で“違う角度“を得てきた。帰国し始まったチームの合同自主トレ。持久走ではチームトップの速さを誇る大野が、後輩に抜かれた。

「アメリカから戻って、体がいつもと違う感覚というか、変わろうとしている感じがあるんです。なんかうまく言えないですけどね」。

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