3月21日、オープン戦が終了した。イーグルスの戦績は、9勝5敗1分けの勝率.643で、セ・パ12球団のうち4位だった。

20日の時点では、首位の阪神タイガースが負けか、引き分けでイーグルスが勝利すれば、オープン戦首位に終わることも期待されたが、結果は最終日にタイガースが勝利し、イーグルスが敗戦。首位奪還とはならなかった。

とはいえ、オープン戦はあくまで調整の場。記者から20日に首位になる可能性を知らされた梨田監督も、「気にもしていないし、新聞でもそういうところを読んでないよ」と一笑に付すと、予定通り最終日も開幕に向け、さまざまな選手を起用した。

◆梨田監督の最懸念事項となった嶋の状態は?

キャプテンの嶋基宏が、開幕直前に離脱を余儀なくされた。19日の読売ジャイアンツ戦で、左脇腹に死球を受けたのだ。危険なシーンに見えたが、嶋はすぐさま起き上がると一塁へ。東京ドームから拍手が沸き起こった。

その裏の守備からは交代し、病院に直行。骨に異状はなく「打撲」と診断されたが、数日は安静にし、仙台で再検査も。その結果が21日の午後にわかることになっていたが、監督は20日から「心配でね…」と繰り返していた。

幸い、再検査の結果も「打撲」。危ぶまれた開幕に間に合うこととなった。監督の話によると、嶋の状態は本人とも話してみて「70パーセントぐらい」とのこと。監督はコーチ会議で煮詰めると断りつつ、開幕は出場選手登録するつもりと明かした。

◆「残してあげたい」オコエ、「よくやった」開幕1軍へ

最大の関心事はスーパールーキーのオコエ瑠偉(外野手)が開幕1軍に残るかどうか。この日の囲み会見では、監督は「僕だけの話でもしコーチ陣に反対されたらダメになりますけど」としながらも、「残してあげたい」と本音をぽろり。

「よくやったなと。やはり魅力がある。バッティングはまだまだだけど、お客さんが喜んでもらえるとね。まあやることはあるんですけども」と明かした。甲子園で誰よりも目立っていたオコエは、事実キャンプからオープン戦まで、どこに行っても一番の歓声を浴びていた。

そして日々、驚異の成長を遂げている。しかも、オープン戦では途中出場も多かったものの、25打数4安打でうち3本がタイムリー。勝利をたぐり寄せる一打を印象づけた。首脳陣は2軍で育てるべきか、1軍の戦力として残すべきか、決断に悩まされていた。

この日は都心で桜の開花宣言があった。そこで監督は、「“桜咲く”という感じでいいかもわかりません」と、季節の喜びになぞらえ、オコエを開幕1軍で「咲かせる」と宣言した。

お知らせ

プロ野球3月25日開幕!
J SPORTSでは広島・中日・オリックス・楽天の主催試合を合計260試合以上放送。
広島特集ページはこちら≫    中日特集ページはこちら≫
オリックス特集ページはこちら≫ 楽天特集ページはこちら≫

スカパー!×J SPORTS J SPORTS オンラインショップ