3月5日のインゴルシュタット戦の後、アルミン・フェー前監督を解任したフランクフルト。後を引き継いだのは、かつてクロアチア代表キャプテンとして強烈なリーダーシップを示したニコ・コバチ。2014年ブラジルワールドカップではクロアチア代表を率いた。同大会の開幕戦でブラジルと対戦した際、デヤン・ロブレン(リヴァプール)がペナルティエリア内でフレッジ(フルミネンセ)を倒したとしてPKを与えた西村雄一主審のジャッジに対して猛烈な皮肉を口にしたことでもよく知られている。現役時代、彼と一緒にザルツブルクでプレーした経験のある宮本恒靖(ガンバ大阪ユース監督)は「ニコを見てキャプテン像の違いに驚かされたことがある。日本人の自分はキャプテンを調整役のような存在だと考えていたが、ニコは有無を言わさず強引に周りを引っ張っていくタイプ」と話していた。そういう強烈なカリスマ性をフランクフルトでいかに発揮するかは大きな注目点だった。

新指揮官の初采配は3月12日のボルシア・メンヘングラートバッハ戦。相手との戦力差を考えたのか、フランクフルトは中盤にスロボダン・メドイェヴィッチ、シュテファン・ライナルツ、長谷部誠の3枚を並べる4−3−3でスタート。相手に支配されても何とか耐えて、前線のハリス・セフェロヴィッチらに得点を託そうとしたのかもしれない。しかしその策は前半のうちから崩れ、長谷部が与えたFKから前半36分、ラース・シュティンドルに決められ失点。後半にも2点を奪われ、0−3の完敗を喫した。

失点に絡んだことで長谷部の立場がやや厳しくなると見られたが、19日のハノーファー戦はやはりベンチスタートを強いられる。この日は最下位に沈む相手との力関係を視野に入れ、ボランチ2枚を並べる4−2−3−1を採用。ボランチには小器用なタイプのマーク・ステンデラと189僂里弔屬群哀織ぅ廚離薀ぅ淵襯弔魑用した。試合前のハノーファーとの勝ち点差は7。これに勝てば安全圏に浮上できると同時に、勝ち点が拮抗しているホッフェンハイムやアウクスブルク、ブレーメンらとさらに上の順位を争うことも可能になる。彼らにとっても非常に重要な一戦だった。

チーム最大の得点源であるアレクサンドル・マイヤーの欠場が続いていることもあり、得点の匂いは依然としてしなかったフランクフルトだが、前半のワンチャンスから先制点を叩き出す。右サイドからの折り返しをシュテファン・アイグナーが受けて中に切れ込もうとしたところに侵入してきたアニス・ベン=ハティラにうまく渡り、彼のところにラストパスが通る。これを角度のないところから右足一閃。冬の移籍市場でヘルタ・ベルリンから移籍してきた新戦力の値千金の1点でフランクフルトは前半を1点リードで折り返した。

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