キャンプで釜田佳直はとても生き生きしていた。

ブルペンの釜田

ブルペンに入れば、1球1球、どれもムダにしないという気迫を醸し出し、その練習の合間はチームメイトといつも楽しそうに笑っていた。

今季からお目見えしたマスカット君”でも、誰よりも熱心にバットを振り、手の皮は剥け、マメができていた。

「これ見て下さい、野手でもないのに」誇らしげに笑う釜田に、やりすぎじゃないんですかと尋ねると、「練習にやり過ぎなんてないんです」とビシッと切り返された。

◆手術とリハビリを乗り越え、ついにリミッター解除

昨季までは思うように練習ができなかった。それだけ今季は存分に練習できることを心から楽しんでいるのだろう。加えて昨季以上の落ち着きを身にまとっていたのが印象的だった。

2011年にドラフト2位でイーグルスに入団した釜田は、ルーキーイヤーの2012年に20試合に登板し7勝4敗。高卒ルーキーで主力級の活躍をみせた。ところが翌シーズンに右肘を疲労骨折。

さらにこの手術後の再起を誓った2014年のキャンプでじん帯を断裂。じん帯移植手術のトミー・ジョン手術を受け、昨季までリハビリを経て、長く地道な練習と調整を重ねてきた。

2015年8月29日の西武戦で、約2年ぶりの復活勝利をあげた。慎重に順調に調整した末、今年はようやく球数制限も解かれた。そのため、「自分の思った通りにやれるので、今年は楽しみながら、自分で考えながら、すごくいいキャンプになっています」と充実した表情で語っていた。

嬉しそうにしながらも、しっかりと自分のペースで調整をしていくと釜田。キャンプではブルペンで周りの投手がどんなにいい球を投げていても、触発されないよう自分流を貫いたという。

「そこを一つ我慢して。周りと競争しないと頭にたたき込んでこのキャンプに来ているので」。

実戦に入っても、自分で取り組んでいることを発揮し、試しながら結果を出したいと明かしていた。シーズンを通して戦えるよう、細心の注意を払いながら、全力で挑むことを誓って。

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