前半25分に右サイドで得たFK。リヤド・マレズが大きく蹴り出し、相手DFがクリアしたボールを、逆サイドにいたマーク・アルブライトンがダイレクトで折り返した。これが相手の頭に当たって大きく浮き、相手DFに競り勝ったジェイミー・ヴァルディが中央へラストパスを送る。次の瞬間、ゴール前で待ち構えていた岡崎慎司が倒れこみながら右足オーバーヘッドを放つ。ボールはそのまま枠に吸い込まれ、ネットを揺らした。

決めた本人が「すげーって50回くらい見返す」と語ったというこの芸術的一撃が決勝点となり、レスターは14日のニューカッスル戦を1−0で勝利。3ポイントをさらに上積して勝ち点を63に。2位のトッテナムに5差、3位のアーセナルに11差をつけている(アーセナルが1試合少ない)。残り8試合にはウェストハムやマンチェスター・ユナイテッドら上位との対決が残されてはいるものの、彼らが初タイトルに大きく近づいたのは確か。岡崎がその功労者の1人であることは紛れもない事実だろう。

今季から新天地・レスターに移籍した岡崎は、2015年12月までの前半戦はベンチスタートになることも多かった。しかし、年明け以降はスタメンに定着したと言っていい状態だ。1月からのプレミアリーグ11試合を振り返っても、途中出場は1月2日のAFCボーンマウス戦1試合のみ。クラウディオ・ラニエリ監督は岡崎とヴァルディのコンビがベストの2トップだと認識している様子で、実際に2人の関係も目に見えてよくなっている。

岡崎慎司

ゴールを決め、チームメートと喜び合う岡崎

今回のニューカッスル戦にしても、ヴァルディが左右のサイドに開いて岡崎が中央に飛びこんだり、マレズとも絡みながらタテに速いカウンター仕掛けるなど、要所要所でいい絡みが目についた。今季序盤はヴァルディにはボールが集まるものの、岡崎はその周りをひたすら走っているだけというケースも少なくなかっただけに、半年間でチームメートから大きな信頼を勝ち取ったことが分かる。

加えて、献身的な守備やカバーリング、ボールを奪ってからの動き出しの速さといったオフ・ザ・ボールの部分での貢献度も非常に高い。そこを評価しているから、ラニエリ監督は岡崎のゴール数が思うように伸びなくても、起用し続けたに違いない。ニューカッスル戦でも、彼を下げた後、トップ下にマレズを動かし、終盤はレオナルド・ウジョアがヴァルディと2トップを組ませる形にトライしていたが、チーム全体からダイナミックさやアグレッシブさがなくなってしまった。やはり岡崎がいてこそ、今のレスターは攻守両面のスイッチが入る。それだけの存在感を日本屈指の点取屋は示しているのだ。

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