2015/16シーズンのワールドカップも、いよいよ大詰め。男女の各種目とも、残すところサンモリッツ(スイス)で行なわれるワールドカップ・ファイナル(最終戦)のみとなった。 10月24日にセルデン(オーストリア)で始まったトップレーサーたちの戦いは、今シーズンも約5ヶ月間に渡って各国を転戦し、多くの名勝負、さまざまなドラマを生みながらアルペンスキーファンを熱狂させてきた。そんな長い戦いも、終わってしまえばあっという間のこと。10年ぶりの日本開催のワールドカップを苗場に迎え、大いに盛り上がったのも、もう1月も前のことになるのだ。

マルセル・ヒルシャー

マルセル・ヒルシャーはシーズン半ばにはやや調子を崩した時期もあったが、最後が底力を発揮して最終戦を待たずにGSの種目別優勝を決めたマルセル・ヒルシャー。2位との得点差を考えれば、5年連続総合優勝という偉業達成も、間違いないだろう

ヘンリック・クリストッファーセン

スラロームでは、ヘンリック・クリストッファーセンが種目別タイトルを獲得。まだ最終戦を残す段階で、1位6回2位2回という堂々たる成績だ。21歳という年齢を考えれば、まだまだ進化の途中。はたしてどこまで強くなるのだろうか

さて、注目のタイトル争いだが、男子は先週末のクラニスカ・ゴーラ3レース(GS2+スラローム1)が終了した時点で、ジャイアント・スラローム(GS)とスラロームの種目別チャンピオンが決定している。GSはマルセル・ヒルシャー(オーストリア)が2年連続3回目の、そしてスラロームはヘンリック・クリストッファーセン(ノルウェー)が初のタイトル獲得。いずれも2位に100ポイント以上の差をつけ、最終戦の1レースだけではどうやってもひっくり返すことは不可能になったのだ。
ヒルシャーは、シーズン序盤を快調に飛ばしたものの、1月半ばから徐々にその勢いを失い、湯沢苗場の2レースはGS6位、スラローム途中棄権という不本意な結果に終わった。しかし、ヨーロッパに戻り、ストックホルム(スウェーデン)でのパラレル・スラロームで優勝。これをきっかけに再び波に乗り、以降の7レースは、優勝3回2位2回3位2回と、すべて表彰台に上がっている。湯沢苗場大会で今季のGS初優勝をしたアレクシー・パントュロー(フランス)が、この後破竹のGS4連勝で猛追したが、ヒルシャーも表彰台に立ち続けることで応戦。最終的には逃げ切ることに成功した。この結果、GSでのタイトル防衛を決めた上に、総合でも2位クリストッファーセンとの差を352点にまで広げた。湯沢苗場大会の終了時点では、わずか88点差にまで詰め寄られていたのだが、それからの1ヶ月で一気に突き放したわけだ。計算上は、まだクリストッファーセン逆転の可能性は残されているものの、おそらく彼は高速系には出場しないため、ヒルシャーの総合5連覇はほぼ決まったと言ってよいだろう。

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