2月27日に開幕した2016年J1も3月11・12日に第3節が終了。序盤2連勝だった大宮アルディージャと鹿島アントラーズがそれぞれ敗れ、全勝のチームがなくなった。現時点でトップに立つのは2勝1分・勝ち点7の川崎フロンターレ。彼らは開幕戦でサンフレッチェ広島に勝利し、続く第2節は湘南ベルマーレと壮絶な打ち合いの末、4−4で引き分けた。そして12日の第3節・名古屋グランパス戦も2−2の引き分け寸前の状況からキャプテン・中村憲剛が豪快なミドル弾を叩き込み、勝ち点3を上乗せすることに成功した。ここまでの総得点8に対し、失点6と依然として堅守とは程遠い数字になっているが、今季の川崎はプレシーズンから高い位置でのプレッシングにトライしていて、内容は昨季までとは明らかに違う。リスクを冒して挑んでいる守備戦術がもう少しうまく機能するようになれば、失点も減ってくるはず。それがいつ来るか次第で、悲願の初タイトルの行方も変わってくるだろう。

そんな川崎とは対照的に、結果が出ていないのが昨季J1王者のサンフレッチェ広島だ。彼らは2月20日の富士ゼロックススーパーカップでガンバ大阪を3−1で下し、いい出足を見せたと思われたが、直後に始まったアジアチャンピオンズリーグ(ACL)で山東魯能に1−2で黒星。27日のJ1開幕戦・川崎戦も0−1で敗れた。3月に入ってからも悪循環に歯止めがかからず、1日のACL・FCソウル戦を1−4、6日のJ1・名古屋戦を1−1、12日のJ1・湘南ベルマーレ戦を2−2と、公式戦5試合未勝利という苦境に直面しているのだ。

湘南戦も前半こそスコアレスで折り返したが、後半開始直後に少しのスキを突かれてパウリーニョに失点を許してしまった。一度は新戦力のピーター ウタカの同点弾で追いついたが、その4分後に再び藤田祥史に2点目を奪われ、リードを許す。このまま敗色濃厚かと見られた後半ロスタイム、途中出場の浅野拓磨が放ったシュートが相手に当たってオウンゴールとなり、何とか黒星だけは免れることができたが、どうも広島らしい手堅さと緻密さが欠けている。攻守両面を思うように機能させられない森保一監督も、大いに頭を悩ませているようだ。

彼らのJ1・3試合の通算得点は3、失点は4とそこまで数字的には悪くないのだが、効果的にゴールが奪えていないのは確かだ。エース・佐藤寿人が名古屋戦で挙げたJ1通算158点目も、湘南戦のウタカの得点、浅野が演出した得点も勝ちに結びついていない。いずれにしても「ビハインドからのゴール」という点が厳しいのだ。

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