マリナーズへの復帰が決まった岩隈久志

今季、注目すべき球団のひとつがマリナーズです。

メジャーリーグでは、ここ2年連続で「もっともポストシーズンから遠ざかっている球団」がそのありがたくない称号を返上しています。2014年のロイヤルズ(29年ぶり)、2015年のブルージェイズ(22年ぶり)がそうでした。そして、今季の「もっとも・・・」がマリナーズです。このチームは、イチローの初年度だった2001年にア・リーグ記録の116勝で地区優勝して以来、オクトーバー・ベースボールから見放されています。

しかし、そんなマリナーズにも「今季こそ」の期待を掛ける声は小さくありません。

その最大の理由は、昨年8月に解雇されたジャック・ズレンシック前GMの後任ジェリー・ディポートがこのオフ積極的に動き、非常に効果的な補強を実施したことです。

ディポートは、当初クオリファイングオファーを却下した岩隈久志との再契約が期待薄と見ると、レッドソックスのウェイド・マイリー(4年連続190回以上)、レイズのネイサン・カーンズ(昨季、新人では両リーグ最多の147回)をトレードで獲得しました。これで、岩隈離脱の穴が何とか埋まるかと多くのファンが胸をなで下ろしていると、ドジャースとの契約が寸前で破談となったその岩隈の復帰も決まったのです。これにより、ローテーションはエース級1人分層が厚くなったとも言えます。また、ブルペンも約半数が入れ替わるなど再構築されました。

打線では、青木宣親、昨季20本塁打のアダム・リンド、正捕手候補のクリス・アイアネッタらの出塁率が高いプレーヤーが加わりました。

また、センターに入るレオニス・マーチンは好守で知られ、昨季センターの守備防御点が−25でリーグ最下位だったマリナーズには大きなプラスでしょう。

そして、これらの新戦力には法外な高給取りはだれもいません。今季年俸が1000万ドルを超えているのは出戻りの岩隈(1200万ドル)1人ですが、彼とて1年契約です。ボストンがデビッド・プライスに3億ドルもつぎ込んだような超大物狙いは、一切行っていないのです。

ディポートがいわば名脇役をリーズナブルなコストで集めることに注力したのは、もともと、打線ではカイル・シーガー、ロビンソン・カノー、ネルソン・クルーズ、投手陣では大エースのフェリックス・ヘルナンデスに伸び盛りのタイワン・ウォーカー(昨季11勝)という柱の存在があったからでした。そもそも昨季も開幕時点では、多くの専門家がマリナーズを優勝候補に挙げていたくらいです。

お知らせ

【メジャーリーグ中継2016 】
J SPORTSでは、前田健太投手、田中将大投手先発試合全試合放送
その他、日本人選手出場試合など注目試合を放送

★開幕カード★
カンザスシティ・ロイヤルズ vs. ニューヨーク・メッツ
4月4日(月)午前9:30 J SPORTS 3 生中継

スカパー!×J SPORTS J SPORTS オンラインショップ