長谷部にはニュルンベルクでの経験をいかしてほしい

長谷部にはニュルンベルクでの経験をいかしてほしい

3月5日のインゴルシュタット戦を1−1で引き分けてリーグ戦7戦未勝利となったフランクフルトが、アルミン・フェー監督を解任するという大胆な動きに出た。25試合終了時点で勝ち点24の16位という予期せぬ苦境から脱するため、クラブ側が大ナタを振るったのだ。残り9試合という押し迫った時期に指揮官交代に打って出るのは、よほどの事態に違いない。今季後半戦に突入してからのフランクフルトはそれほどの停滞感に包まれていた。

前半戦を勝ち点17の14位で折り返した彼らは、ウインターブレイク期間にサボルチ・フスティ、マルコ・ファビアン、アニス・ベン=ハティラといった攻撃のコマを新たに補強。アレクサンダー・マイアー頼みの攻めから抜け出し、バリエーションを広げようと試みた。後半戦初戦だった1月24日のヴォルフスブルク戦はマイアーのハットトリックで3−2で勝利。まずまずの好発進を見せたと思われたが、そこからアウグスブルクに引き分け、シュツットガルトとケルンに連敗、ハンブルガーSVとシャルケに2試合連続ドロー、ヘルタに敗戦、インゴルシュタットに引き分けと白星がとにかく遠かった。

フランクフルトが後半戦8戦で奪った総得点は7点。うち5点をマイアー、残り2点をフスティとボランチのマルコ・ルスが上げているように、依然としてマイアー依存体制が続いている。長谷部誠が「後半戦になって新しい選手も入って、前の方にちっちゃくてテクニックでボールを持てる選手が増えたんですけど、どうしてもタテへのスピードがなくなってしまっている」とコメントしたように、前線のダイナミックさがなかなか出ていなかったのは事実だ。

フェー監督最後の試合となったインゴルシュタット戦ではその前のヘルタ戦同様、マイアーが担うべきポジションにハリス・セフェロヴィッチが入ったものの、それも不発に終わった。こうした攻めのバリエーションの乏しさと決定力不足が現在の低迷を招いていると言っても過言ではない。とはいえ、すでに移籍期間は終わっていて、今から新たな戦力を補強できるわけでもない。新監督が就任しても、貧弱な攻撃が劇的に変化するとも考えにくいだろう。

となると、徹底的に守って勝ち点をコツコツと重ねていくしか1部残留の道はなさそうだ。そこで1つのカギになるのが、長谷部の起用法ではないか。フェー監督は今季、彼を右サイドハーフ、右サイドバック、ボランチ、左サイドバックとさまざまなポジションで使ってきたが、毎回のように役割がコロコロ変わるため、経験豊富な彼としても本来のよさを出し切れなかった部分は少なくない。だからこそ、ここから終盤戦にかけては1つのポジションに固定した方がいいはずだ。

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