香川真司

タフなゲームが続く中、香川は指揮官の信頼を取り戻せるか

2月のボルシア・ドルトムントは超過密日程を強いられた。まず2月6日のブンデスリーガ、ヘルタ・ベルリン戦を皮切りに、9日にはDFBポカールのシュツットガルト戦、13日にブンデス・ハノーファー戦、19日に欧州リーグ(EL)のFCポルト戦(ホーム)、21日にブンデス・レヴァークーゼン戦、25日にEL・ポルト戦、28日にホッフェンハイム戦と7試合を消化するという怒涛のスケジュールを強いられたのだ。

この状況下で、ドルトムントはヘルタ戦に0−0で引き分けた以外、全て勝利を収めるという好結果を残している。さすがにホッフェンハイム戦は開始早々からチーム全体に著しい疲労感が漂い、停滞した状況が続いた。そんな前半には不用意なミスから失点を食らい、自ら苦境に陥ってしまう。それでも、相手に退場者が出て10人になった終盤には、ヘンリク・ムヒタルヤン、アドリアン・ラモス、ピエール・エメリク・オーバーメヤンが立て続けにゴールし、3−1で逆転勝利。底力の違いを見せつけた格好だ。

これで昨年12月19日のブンデス・ケルン戦から公式戦無敗。これほどの安定した戦いを続けていられるのも、「調子のいい者から使う」と公言するトーマス・トゥヘル監督が、選手を細かく入れ替えているからだろう。9試合全てに先発したのは、今季絶好調のムヒタルヤンただ1人。前半戦に「ファンタスティック4」の異名を取ったオーバメヤンもロイスも香川真司も欠場している試合がいくつかある。

そうやって主力が休んでも、アドリアン・ラモスやクリスチャン・プリシッチ、モリッツ・ライトナーといった戦力が台頭し、ケガの癒えたヌリ・シャヒンも復帰してしっかりと穴を埋めている。守備陣に関しても前半戦はピッチに立つ機会が極めて少なかったネヴェン・スボティッチが調子を上げ、このところ負傷がちなマッツ・フンメルスの穴を埋めている。トゥヘル監督はマインツ時代も毎試合のようにメンバーやフォーメーションを変えながら躍進したが、その手法はドルトムントに来て一段と磨きがかかっているといっても過言ではない。

こうした中、香川はベンチ外となったヘルタ戦、途中出場となったシュツットガルト戦、ベンチ入りしながら出番のなかったレヴァークーゼン戦以外はスタメンに名を連ねた。しかしながら、得点に直結するプレーを見せたホームのポルト戦のような試合もあれば、存在感を示せなかったハノーファー戦やシュツットガルト戦のようなゲームもあり、好不調の波が非常に大きい印象だ。彼がコンスタントにゴールに絡み続けていれば、ムヒタルヤンのようにピッチに立ち続けることができるのだろうが、後半戦に入ってからの香川はそうではない。1シーズン通してベストパフォーマンスを出せないのは前々からの課題ではあるが、それを2月の1カ月間にも露呈してしまった格好と言える。

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