2月27日のサンフレッチェ広島対川崎フロンターレ戦などを皮切りに、ついに幕を開けた2016年J1リーグ。開幕前からアジアチャンピオンズリーグ(ACL)組は過密日程が大きなハードルになると見られたが、案の定、開幕節では広島、FC東京、ガンバ大阪の3チームが黒星。浦和レッズも1−1の引き分け寸前だったが、後半39分に右CKからズラタンの一撃が飛び出し、何とか2−1で柏レイソルを突き放した格好だ。ACL勢は今週3月1・2日、15・16日にもゲームがあり、日本代表に絡む選手は7〜9日の国内組代表合宿、21〜29日の2018年ロシアワールドカップアジア2次予選2連戦の活動と休みが全くない。J1第1ステージより、第2ステージ制覇からチャンピオンシップ(CS)へと尻上がりに調子を上げていく方向を狙った方がいいかもしれない。

そんな4チームとは対照的に、好発進を見せたのが、ヴァンフォーレ甲府、サガン鳥栖といった面々だ。甲府は2006年のJ1初昇格以降、J1開幕戦で一度も勝ったことがなかったが、その悪いジンクスを今回のヴィッセル神戸戦で打ち破った。その立役者が柏レイソルへのレンタル移籍を終えて復帰したクリスティアーノ。彼の傑出した得点力は今季の大きな武器になるだろう。昨季途中から指揮を執る佐久間悟監督直伝の堅守は今年も健在。甲府は台風の目になるかもしれない。

鳥栖は昨季までの看板選手だった藤田直之(神戸)、水沼宏太(FC東京)らが抜けたものの、エース・豊田陽平の存在感と破壊力は依然として群を抜いている。今季から指揮を執るマッシモ フィッカデンディ監督はFC東京時代も堅守速攻のスタイルでチームを躍進させており、その経験を鳥栖でもうまく生かした組織づくりを図っていると見られる。プロ2年目の鎌田大地も今季はトップ下でコンスタントに出場しそうな見通しで、彼のブレイクも鳥栖のみならず、日本サッカー界の大きな財産になるだろう。鳥栖は第2節の5日・開幕節でガンバを下した鹿島アントラーズとの直接対決を迎える。そこがタイトル獲得への最初のハードルになりそうだ。鹿島にとっても鳥栖という難敵とどう対峙するかが、前半戦の重要なターニングポイントになるはずだ。

前評判が今一つだった小倉隆文監督率いる名古屋グランパスもジュビロ磐田を下して白星スタートを切った。指揮官自ら獲得したスウェーデン人FWシモビッチが結果を出し、さらにセンターバックのオーマンも高さで存在感を示したのは前向きな要素。今後も外国人助っ人がチームの成否を大きく左右しそうだ。さらに強いインパクトを残したのが、今季から背番号7をつける田口泰士のゲームメーク。中盤を支配したうえで、的確なパス出しや展開を見せており、その迫力はこれまでに感じられないほどだった。昨季はケガで離脱した時期があり、本人も悔しい思いをしただろうが、今年は1年通してコンスタントに働ければ、チームの躍進、そして代表復帰も夢ではないと言っていい。

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