いよいよ今週末に開幕する2016年Jリーグ。どのメディアを見ても優勝争いの予想などが盛んに行われているが、昨年のチャンピオンシップに出場した上位3チーム、サンフレッチェ広島、ガンバ大阪、浦和レッズのいずれかが優勝という下馬評が圧倒的だ。

広島はなにしろチームの完成度が高い。ゆっくりとパスをつなぎながら一気にサイドから突破したり、サイドにボールを出して相手の守備陣を広げると、2列目、3列目さらに最終ラインからも選手がするすると上がってくる。FUJI XEROX SUPER CUPでも、ライバルのG大阪を相手にその完成度の高さを見せつけて完勝した。

懸念材料があるとすれば、得点源だったドウグラスの退団くらいか。代わりに獲得したピーター・ウタカがうまくはまれば、広島の独特のパス・サッカーにドウグラス以上にフィットする可能性もあるが、まだまだチーム全体のリズムには乗り切れていない。ガンバ大阪も、昨年指摘されていた「2列目の得点が少なかった」という問題点を解消するためにアデミウソンと藤本淳吾を補強。まさに「的確な補強」ではあったが、FUJI XEROX SUPER CUPを見る限り、アデミウソンはG大阪のサッカーに溶け込むには時間がかかりそうだ。G大阪の2列目には高い位置での守備の役割が期待される。前所属の横浜F・マリノスは、相手にボールを持たれた時にはまず引いて構えて守るやり方だったので、守備面での要求がかなり違う。新しいチームで要求されるタスクをどこまでこなしていけるかが、アデミウソンにとっての、そしてG大阪全体にとっての課題だろう。

G大阪は、新スタジアムの誕生もチームにとっては大きなモチベーションになるだろう。やはり、広島と並ぶ優勝候補と言って間違いない。そして、この2チームを追うのが、浦和レッズであることも間違いない。

2014年シーズンにも優勝に王手をかけながら、最終段階で失速。そして、昨年も年間勝点2位でチャンピオンシップに駒を進めながら、再びG大阪との準決勝に敗れてしまう。十分な戦力を持ちながらも、勝負弱さが顔を出してしまう。守るべきところ、攻め切るところの見極めが拙く、思い切りが足りないのが個のチームの弱点だ。「優しすぎる」との評がもっぱらのペトロヴィッチ監督が「勝負の鬼」になりきれるかどうかがカギか。

新戦力として、U23代表キャプテンの遠藤航の加入の効果も楽しみ。遠藤は、最終ライン(ストッパー)でもMFでもプレーできる。たとえば、阿部勇樹を最終ラインに置いて遠藤を中盤で使い、柏木陽介とともに長いパスで前線を動かすこともできるし、あるいは昨年まで森脇良太がプレーしていた右のストッパーとしてその攻め上がりのセンスを生かすこともできる。

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