2月19日に行われたドイツ・ブンデスリーガ第22節の金曜日ナイトマッチはフランクフルト対ハンブルガーSVという日本人対決だった。バスティアン・オチプカの出場停止に伴って、長谷部誠は左サイドバックで先発。酒井高徳の方は右サイドバックでスタメンに名を連ね、2人がヘディングで競り合ったり、1対1でマッチアップする場面も見られ、両者ともに闘争心をむき出しにしていた。が、結果的にはスコアレスドロー。勝ち点1を分け合う形で終わった。

これでフランクフルトは22試合終了時点で勝ち点22の暫定14位。降格圏内の17位にいるホッフェンハイムとの差は4だが、今後の展開次第ではまだまだ危険な状態にいると言っても過言ではないだろう。

後半戦に入ってからのフランクフルトは、1月24日のヴォルフスブルク戦を3−2で勝利し、幸先のいいスタートを切ったかと思われたが、続く30日のアウグスブルク戦を0−0で引き分けた。2月に入ってからは、6日のシュツットガルトー戦を2−4、ケルン戦を1−3とそれぞれ失点を重ねて敗戦。このHSV戦もドローに終わり、4試合未勝利となっている。

「後半戦からメンバーが結構変わって、前の方にちっちゃくてボールを運べる選手が増えたんですけど、どうしてもタテへのスピードというのがあまりなくなってしまった。HSV戦の後半もハリス(・セフェロビッチ)が出て、前の圧力は多少生まれましたけど、出る選手によって攻撃はかなり変わりますね」と長谷部もため息交じりでコメントしていたが、確かに今のフランクフルトは攻撃の迫力を欠いている。冬に移籍期間に加入したのは、サボルチ・フシュティやマルコ・ファビアンらテクニシャンが中心だ。彼らがうまく機能すればボール支配率が高まり、最前線に位置するチーム得点王のアレクサンデル・マイヤーに決定機がもたらされるのだろうが、新戦力と彼の連携もまだ完成されていない部分がありそうだ。

長谷部がヴォルフスブルク戦とアウグスブルク戦で右サイドバック、ケルン戦でアンカー、HSV戦で左サイドバックと毎試合のようにコロコロとポジションが変わっていることが象徴している通り、アルミン・フェー監督もまだベスト布陣というのを見出せていない印象もある。メンバーが変われば、どうしてもチームの成熟度はなかなか高まらない。長谷部自身も左サイドバックでは外をえぐってクロスといったプレーは出せないから、守備と中央からの攻撃参加くらいに限られてしまう。こうしたジレンマを抱えているのは、彼だけではないはずだ。

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