シーズンオフのナゴヤ球場、自分の中に溜め込んだ思いを汗で絞り出した。7キロの減量、一心不乱に肉体改造に取り組み、野本圭は沖縄に入った。

若手とベテランの狭間になった。32歳を迎える今シーズン、再起を見据え2軍キャンプ地の読谷でスタートを切った。「2軍スタートは、はっきり言って悔しいですよ。でもアピールする場所、チャンスは必ず来ますから、それを信じてやっています」。

2015シーズン、4月19日に1軍登録されるも、わずか4日後の23日に登録抹消。再び2軍暮らしが始まった。「腐らずやるしかない」と話し、モチベーションを保った。

昨シーズンのウエスタンリーグ、野本は打率こそ.275だがホームラン7本、43打点と奮起した。7月20日のウエスタンリーグ、ソフトバンク戦では、代打逆転サヨナラ満塁ホームランを放ち、アピールし続けた。そして1軍からの招集を待った。しかし、次に呼ばれたのはシーズンも終わりを告げる秋、10月7日だった。

その時の野本の言葉が印象的だった。「どう思います?普通に考えれば思い出作りですよね。終わるのかな。プロ野球…。何も残せなかったなぁ」。色んな感情が溢れだしそうな野本に、投げかける言葉を失ってしまった。

しかし、残った。チーム編成の意図までは分からないが、結果ドラゴンズは野本圭を今年も戦力として考えた。

「まだ出来るって喜びはありますよ。ただ、状況が劇的に変わるわけではない。ベテランの方たちが引退されたのはチャンス。でも、上が抜ければ下が入ってくるのは当たり前。そして首脳陣の方は下に期待するのも当然。結局、僕は今まで以上に打たないとダメなんです」。

横一線で見比べられれば、過去の印象が足かせになる事もある。そして、その印象を変えるのは莫大なパワーを要する。未知数の若い選手に期待が高まるのも事実だ。何かを変える。変えなければ。

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