清武弘嗣

13日のドイツ・ブンデスリーガ、ボルシア・ドルトムント戦で高度に意思統一された守備を見せながら、ヘンリク・ムヒタリヤンの一発に沈んだハノーファー。これで12月15日のシャルケ戦から7連敗という泥沼状態に陥っている。

21試合終了時点の勝ち点は14。入れ替え戦に回る16位のヴェルダー・ブレーメンは勝ち点20で、ポイント差は6に開いてしまっている。ドイツのビルト紙は「21節終了時点で勝ち点21のクラブが残留を果たしたことは一度もない」とし、ハノーファーの降格確率が100%に限りなく近くなっていることを報道した。実際、同紙のハノーファー担当であるトビアス・マンズキ記者も「21日の次節・アウグスブルク戦で負けたら、その時点で降格確定になると言っても過言ではないくらいの状況。ここは極めて重要な節目」と言い切る。こうした見解の通り、彼らが極めて厳しい状況に立たされているのは間違いないだろう。

後半戦から指揮を執るドイツ屈指の戦術家・トーマス・シャーフ監督も、新戦力を含めて選手を頻繁に入れ替えながら流れを変えようと躍起になっている。ドルトムント戦も2月6日のマインツ戦からスタメンを5人変更。特に決定力不足が深刻なアタッカー陣を入れ替えて勝負を賭けた。その策が功を奏したのか、守りの方は組織的かつ粘り強くなり、ドルトムントの攻撃陣を苛立たせることに成功した。が、依然として攻めの形が乏しい。右サイドバック・酒井宏樹が何度か深い位置までえぐって中に折り返そうとするも、中央に位置するアルトゥル・ソビエフやウフェ・ベックにうまく合わない。決定機らしい決定機も皆無に等しく、結果的にはドルトムントに力負けた格好だ。

「前半の戦いを見れば、勝ち点1というより、勝てた試合じゃないかと思いました。ドルトムントも疲れていたし、クオリティはあったけど。悔しいけど勝ち切れる強さが向こうにはあったということ。いい試合をしても結果が出なければ意味がない。そういう世界なので」と酒井宏樹も悔しさをむき出しにしていた。

後半戦に入ってからも一向に浮上の兆しが見えないことで、地元ではシャーフ監督への批判の声も高まっているという。しかし前述のマンズキ記者は「もともとシャーフ監督は時間をかけてチームを作るタイプ。この状況を短期間で劇的に改善するのは彼の能力を持ってしても難しい」とその胸中を慮っていた。悩める指揮官にとっての良薬は、右足第5中足骨骨折で11月から戦線離脱していたエースナンバー10・清武弘嗣が近く復帰すること。うまく行けば、次のアウグスブルク戦からピッチに立てる可能性も高いという。彼の創造性と攻撃センスによってどうチームが変わるかが見ものだ。

お知らせ

J SPORTSオンデマンド

◆ J SPORTSオンデマンドサッカーパックは
サッカーコンテンツ盛りだくさんで月額1800円!
・プレミアリーグ全試合
・ブンデスリーガ毎節4試合
・デイリーサッカーニュースFoot!
【会員無料動画】Un Poco Foot! 月曜日〜水曜日
詳しくはこちら »

サッカーパック :月額1,800円 (税抜)
※25歳以下の方は、U25割月額900円 (税抜)でご利用いただけます!

スカパー!×J SPORTS J SPORTS オンラインショップ