ヨーロッパの冬の移籍市場のウィンドーもようやくクローズとなったが、今シーズンは大きな動きもなく、静かなまま推移した。

豊富な資金力を持つスペイン勢はレアル・マドリードとアトレティコ・マドリードがFIFAの補強禁止処分を受けたことの影響のためか大きな動きがなく、イングランドも中堅以下のクラブが補強を進めたくらいに終わった(放映権料で潤うイングランドの中堅クラブは、ヨーロッパ大陸のビッグクラブ並みの資金力を持つ)。

夏のシーズンオフにはグアルディオラ監督のマンチェスター・シティー移籍が決まっており、ジョゼ・モウリーニョ監督の去就が注目されるなど、大物監督たちの動きがあるので選手の移籍市場も大いに賑わうことだろう。2016年冬の移籍市場の動きは、いわば、「嵐の前の静けさ」といったところなのだろう。

そんな中で、巨額の資金を投じて「爆買い」に走ったのが中国勢だった。広州恒大がアトレティコ・マドリードからジャクソン・マルティネスを買った金額は55億円と報じられている。その他、上海申花はインテルからグアリンを補強。さらに、江蘇蘇寧、河北華夏といった、あまり聞きなれないようなクラブも、それぞれチェルシーからラミレス、ローマからジェルビーニョを獲得している(河北華夏は、日系フランス人のガエル・カクタも獲得した)。

今ではプレミアリーグでもブンデスリーガでも、フェンスの広告看板に中国語の広告が溢れている時代である。中国は、2月8日に春節(旧正月)を迎えるので、この週末の試合ではクラブから中国の球迷(サポーター)たちに向けての新年のメッセージが掲示されている場面を何度も目にした。

日本の量販店などと同様に、ヨーロッパ各国のサッカー界にとっても「爆買い」の中国はありがたいマーケットとなっているようである。そして、中国のサッカー界がこれからどこまで発展していくのかという、期待とも恐れとも言える発言を目にすることも多くなっている。

隣国である日本としても、中国サッカーの動向は大いに気になるところだ。まず、ACLでは、日本のクラブはそうしたビッグネームと対戦することになるわけだし……。さて、サッカーに大金を投じる中国のサッカークラブ。選手の爆買いだけでなく、トレーニング施設などにも巨額の投資をしている。僕も、かつて大連のクラブを取材したことがあるが、ヨーロッパのビッグクラブと比べてもなんの遜色もない素晴らしいトレーニング・センターに度肝を抜かれたことがある。

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