1月22日から後半戦がスタートしている15−16シーズンのドイツ・ブンデスリーガ。前半戦で快進撃を見せていたボルシア・ドルトムントの香川真司に異変が起きている。再開初戦だった1月23日のボルシア・メンヘングラッドバッハ戦で胃腸炎の影響からベンチスタートを余儀なくされると、続く30日のインゴルシュタット戦は先発するも精彩を欠いて後半10分に交代。この低調なパフォーマンスがトーマス・トゥヘル監督の評価を下げた模様で、2月6日のヘルタ・ベルリンとの上位対決はまさかのベンチ外。2位・3位対決ということで、香川が戦力から外されるとは誰も思っていなかっただけに、大きなサプライズだったのは事実だろう。

トゥヘル監督は「(香川の)パフォーマンスを見て判断した」とコメントしたというから、ケガや病気などのコンディション不良が直接的な原因ではないようだ。確かに最近は同じポジションのライバルであるゴンサロ・カストロが安定した働きを見せているうえ、若手のモリッツ・ライトナーやクリスチャン・プリシッチも台頭しつつある。トゥヘル監督はマインツ時代にも20歳前後の若手だったヨハネス・ガイス(シャルケ)やユーニス・マリを抜擢し、ボランチの軸に据えていた。もともと育成の名手として実績を残してトップの指揮官にのし上がってきたトゥヘル監督は年齢や実績に関係なく大胆に選手を使う傾向がある。ドルトムントで実績を積み重ねてきた香川と言えども、現状を楽観視することはできないはずだ。

2010年夏に渡欧して以来、香川は1年間通してコンスタントに活躍できたシーズンがほとんどない。欧州初参戦だった10−11シーズンは前半戦こそ8ゴールを挙げる大活躍を見せ、ドルトムントの快進撃を支える原動力となったが、2011年1月のアジアカップ(カタール)で右足第5中足骨を骨折。シーズン後半を棒に振る形になってしまった。続く11−12シーズンは尻上がりに調子を上げ、最終的には31試合出場13得点というインパクトの大きな数字を残したものの、序盤は予想外のスランプに苦しんだ。代表に来るたび「ドイツでも浮上できるようにしないといけない」と焦りをにじませていて、本人としては満足しきれないシーズンだったという。

マンチェスター・ユナイテッドへ移籍した12−13シーズンはプレミアリーグ20試合出場6得点とチームの大黒柱にはなりきれず、デビッド・モイーズ監督が就任した翌13−14シーズンに至っては状況が一段と悪化。欧州へ渡って初めてシーズン無得点に終わるという屈辱感を味わった。そのイングランドからドイツに戻った昨季はドルトムントの低迷もあいまって、香川自身も思うように状態が上向かなかった。終盤になってゴールを重ね、最終的には28試合出場5ゴールという数字を残したものの、恩師のユルゲン・クロップ監督(現リヴァプール)を最高の形で送り出せなかった悔しさを色濃く感じたことだろう。

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