かねての噂通り、ペップ・グアルディオラが来シーズンからプレミアリーグのマンチェスター・シティーの監督に就任することが正式に発表された。バイエルン・ミュンヘン監督退任にしても、今回のマンチェスター・シティー監督就任にしても、なんと早い異例のタイミングなのだろう。

正式発表以来、グアルディオラ監督の去就についてはさまざまな意見が飛び交っている。いずれにしても、グアルディオラ監督にとっても、大きな冒険であることは間違いない。
というのも、これまでグアルディオラ監督が指導してきたバルセロナやバイエルンとはマンチェスター・シティーの置かれた状況が違うからだ。

バルセロナも、バイエルンも、どちらも国内ではまさに抜きんでた存在だった。バルセロナにはレアル・マドリード、バイエルンにはドルトムントなどライバルはいたにしても、どちらも押しも押されもせぬ国内ナンバーワン・クラブだった。はっきり言えば、「誰が監督をやっても勝てそうなチーム」だった。

実際、グアルディオラ監督がすばらしかったのは「優勝したから」ではない。彼が尊敬されるのは、革新的で斬新。そして、芸術的なサッカーを展開した上でタイトルを獲得したところなのだ。だが、マンチェスター・シティーはどうか。

たしかに、マンチェスター・シティーは資金力は豊富で、最高のタレントを擁する世界的なビッグクラブの一つではある。しかし、プレミアリーグの中でけっして突出した存在ではない。プレミアリーグには、同じマンチェスターのライバルであるユナイテッドやアーセナル、今シーズンは低迷してしまったがチェルシー、そしてユルゲン・クロップ監督が率いるリヴァプール。さらにはトッテナム、そして今シーズン首位戦線を走り続けるレスター・シティーといった具合に、群雄が割拠しているのだ。

つまり、グアルディオラ監督は、彼の監督人生で初めて「勝つためのサッカー」もせざるをえないということになる。大きなチャレンジと言っていいだろう。当然、リスクも伴うチャレンジである。もちろん、チャレンジに成功すれば、グアルディオラの名声はさらに高まることになる。

芸術的なサッカーをするだけでなく、勝つためのサッカーもできるとなれば、本当の名監督だ。まして、そこで再び革新的なサッカーで勝ったりすれば、本当の意味で世界最高の監督と言われるようになるだろう。

同時に、グアルディオラ監督を迎え入れるプレミアリーグにとっても、グアルディオラが成功すれば、大きな転換点となるかもしれない。財政的に豊かなイングランドのクラブは、高額な移籍金を用意して各国リーグで活躍した選手を多数入団させている。世界最高峰の選手が揃っているという意味では、文字通り「世界のトップリーグ」と言ってもいい。

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