「今日は全部キャンセルになって…。これも一つの試練だね」。

昨日までは晴天だった久米島

キャンプ中継の生放送に出演した梨田監督は、柔和な笑顔のまま語った。2月1日、キャンプインを迎えた久米島に雨風が吹き荒れた。前日の沖縄らしい陽光は一度も差し込むことなく、この時期の久米島によく訪れる暴風雨の1日となったのだ。

選手たちが意気込みを大声で発表する「朝の声出し」も、今季は砂浜で行うはずが中止に。球場での全体写真の撮影も、予定されていたイベントごとはことごとくキャンセルになった。

出鼻をくじかれた形となったものの、監督はどこか喜びを隠せない表情だった。というのも、そんな状況下でも、選手たちが元気にムードよく練習に励んでいたからだろう。

「元気で明るい」と微笑むと、「キャンプインは何度迎えても新鮮なもの。ユニフォームも本当に似合ってるか鏡で見たんだよ」とプロ野球最年長の新監督は、はにかんだ。

終始、穏やかな表情を崩さなかった梨田監督だが、チームの方向性を語って示すことに迷いはないのだろう。この出演直前、つまり初日のお昼すぎに、エース則本昂大に開幕投手を任せると本人に通達したという。「5分前だよ。今、(本人に)言ってきました」と明かした。

他の投手陣についても、「やはり塩見や辛島あたりは先発ローテに入ってもらわないと」「釜田や安樂といった若手の台頭も期待したい」「2桁勝つ投手が1人でも多くなるといい」と明言。

こうした考えを、初日から繰り返し取材陣に語っているのだ。選手たちの耳にも届き、発奮材料になるに違いない。

◆銀次タジタジ、ゲストレポーター永井氏がハッパをかける

楽天で9シーズン過ごした永井怜レポーター

今回のキャンプでJ SPORTSのゲストレポーターを務める昨年引退した永井怜(さとし)氏は、初日から舌先も滑らかに大役をこなしている。この日は銀次に、「銀次が活躍しないと(チームは)上にいけない」と笑顔も爽やかに発破をかけると、銀次もタジタジに。「先輩からのプレッシャーですね」と後ずさりしながら笑った。

そんな銀次は初日から、いつものように遅くまで打撃練習に励んだ。5キロほど体重を落としたこともあり、顔つきも動きもしなやかさとシャープさを増したように見える。

昨季はケガで長期離脱を余儀なくされたことから、「全試合出場」を第1の目標に。加えて、打率.350と200安打と具体的な数字も挙げると、「そのぐらいは活躍するべき選手」と永井氏も頷いた。

永井氏は、その後も昨季までのチームメイトの練習を静かに見守り、時に声を掛けたり掛けられたりしては、細やかな気遣いやエールを贈っていた。明日以降も引き続き、永井レポーターと選手の掛け合いは必見だ。

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