名古屋オーシャンズの絶対的エース、森岡選手(写真左)

名古屋オーシャンズの絶対的エース、森岡選手(写真左)

一緒に観戦していた、あるベテランのジャーナリストが呟いた。

「釜本みたいだね」と。

釜本邦茂。若いファンの方も、その名前は聞いたことがあるだろう。日本サッカーの歴史上、最高のストライカー。日本サッカーリーグ(JSL)の通算得点記録が202ゴール。日本代表としての国際Aマッチでの得点が75ゴール。いずれも、2位以下を大きく引き離す大記録だ。もし、釜本が今の時代に活躍していたとすれば、日本代表は本気でワールドカップでベスト4進出が狙えるだろうし、釜本も世界のビッグクラブのエースとして活躍していたに違いない。

そのベテラン・ジャーナリストがそう呟いたのは、森岡薫の2ゴールを見た時のことだ。

フットサルの国際親善試合、日本対コロンビアの第1戦だ。

前半の立ち上がりに、森岡のドリブルがカットされて、開始20秒ほどでコロンビアに先制を許したが、前半のうちに渡辺知晃のゴールで同点とした日本代表。後半に森岡が強烈なシュート2本をコロンビア・ゴールに突き刺して3対2で勝利したのだ。コロンビアはワールドカップで4位という強豪だけに、ミゲル・ロドリゴ監督はチームを称賛した。

森岡は、Fリーグ名古屋オーシャンズの絶対得点王。2015年シーズンこそ、ケガで欠場したためにタイトルを逃したものの、Fリーグ最高のゴールゲッターであることは間違いない。ロドリゴ監督も「世界で5本の指には入るピヴォ」と称賛を惜しまなかった。

「釜本みたい」と言われた。僕も、「そうだなぁ」と思った。単に、数字上でたくさんのゴールを記録しているからではない。

コロンビア戦の2ゴールは、本当に強烈だった。シュートしたボールのスピードが、他の選手のシュートとはまったく違うのだ。スピードガンがなかったのが、残念である。

釜本もそうだった……。釜本は、ある時には強烈なシュートで相手のGKの指に重傷を負わせてしまったこともある(当時は、GKもグラブをしていないことが多かった)選手だが、コロンビア戦の森岡も、まさに当時の釜本のシュートを思い起こさせるようなシュートで勝利を手繰り寄せたのだった。

ロドリゴ監督は、森岡を称賛した後に、冗談として「あと15歳若かったら……」と嘆いてみせた。そう、森岡薫は36歳。4月には37歳になるのだ。

もっとも、森岡が本当に釜本だったとすれば、まだ心配はないのかもしれない。釜本邦茂は40歳までJSLで活躍したし、晩年に至ってもシュートの強烈さは失うことがなかった(もちろん、運動量は落ちたが、もともと釜本は走る選手ではなかった)。

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