皆さんはペア競技に対して、何を楽しみに見ていらっしゃるでしょうか。
花形であるダイナミックな大技?それとも、2人の呼吸が一つになるようなユニゾン?
ピタリと合うスピンの回転、独自性溢れるトランジションの技、多様多彩なトレース、2人にしかできない表現。はたまた、各ペアがどのエレメンツを強化し点を伸ばすかといった書類(プロトコル)上での楽しみまで、それは千差万別です。

今、ペアも「4回転時代」の只中へと突入しました。しかし、何せエレメンツの基礎点の差が少ないのがペア。各ペアがさまざまな戦略でプログラムを構成し、その主導権を誰がどう握るか、激しい綱引きが行われている状態です。
その危ういバランスの戦いを思う存分楽しみたい方、はたまた、前半戦が追えてなくて波に乗り逃しそうな方も、今なら間に合います。白熱の2015-16シーズン後半戦を楽しむキーワードを押さえておきましょう。

レジェンズ参戦

今季最大のトピックスが、ソチ五輪金メダリスト、ヴォロソジャル/トランコフ組(ロシア)の競技復帰でしょう。1年の休養を経てその状態はどうなのか?

復帰後のコンディションが注目を集めました。しかし、ISUグランプリシリーズではエリック・ボンパール杯がテロ警戒のためフリーがキャンセルに。NHK杯はヴォロソジャルの怪我で出場取りやめとなるなど、試合勘を取り戻したいはずの彼らに前半戦は順風満帆とは言えない状況となりました。しかし、その中で迎えたロシア選手権では、ショート・フリーともに1位、2位に10点以上の差をつけた完全優勝でした。

滑りとエレメンツの質は衰え知らず、さらに休養中にアイスショー出演でさらに表現が磨かれた印象です。また、昨年8月に挙式した2人は、夫婦となりより精神的に強い絆で結ばれ、素晴らしいユニゾンを見せています。

昨年10月にはもうひとつの吉報が届きました。サフチェンコ/マソ組の結成から1年半強、ドイツ・フランス両連盟の協議の末、彼らのドイツ代表への所属が決定しました。所属国の移籍がなかなか認められず、試合はおろかショーにすら出られなくなり、その窮状はカップル競技の選手移籍ルールが物議をかもす引き金ともなりました(それが今後に良い動きをもたらせば良かったのですが、今の所はルールに動きはないように見えます)。

そんな苦労を経た2人ですが、11月のISUチャレンジャーシリーズ・タリン杯から国際試合に参加。そのパフォーマンスはさすが元ワールドチャンピオン・サフチェンコの新ペアと言ったところで、すぐにも世界のトップ勢へ食い込みそう。エレメンツの質の高さはそれをひしひしと予感させます。今月末の欧州選手権でISUチャンピオンシップにデビューし、ロシア勢との初対決となります。

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