暖冬の今年は雪が少ないが、アデルボーデンはどちらを向いても素晴らしい景観の山岳リゾートだ

アデルボーデン

1月は毎シーズン恒例のスラローム月間。わずか1ヶ月足らずの間に男子スラロームが5レースも行なわれる。ザグレブ(クロアチア。今季は暖冬のためにイタリアのサンタ・カテリーナに変更)、アデルボーデン(スイス)、ウェンゲン(スイス)、キッツビュール(オーストリア)、シュラドミング(オーストリア)と立て続けの開催。したがって、スラロームに力を入れるすべての選手は、調子のピークをここに合わせてくる。ここで調子が上がっていなければシーズンはほぼ終了してしまうからで、必然的にこの時期のスラロームはシーズンの中でももっとも白熱したレースとなる。代替開催のサンタ・カテリーナはともかくとして、その他の4会場はいずれも名高い難コース。クラシックコース特有の複雑な地形を持ち、普通に滑ることさえ困難な斜面だ。そんな難コースでハイレベルのスラロームが展開される。アルペンファンにとっても、シーズン中もっともワクワクする期間ではないだろうか。

今週末はアデルボーデンで男子ジャイアント・スラローム第5戦とスラローム第4戦が行なわれる。昨年の観客動員数は土曜日のジャイアント・スラロームが29,000人、日曜日のスラロームが10,000人。GSでは、現在もっとも観客の多い大会である。第1回大会が行われたのが1956年だから、今年は60回目の記念大会となる。

マルセル・ヒルシャー

第3戦で一矢を報いたマルセル・ヒルシャー。コースが難しくなればなるほど強さを発揮するだけに、逆襲が始まりそうな気配だ。

ヘンリック・クリストッファーセン

絶好調ヘンリック・クリストッファーセンがスラロームのポイントリーダー。アデルボーデンの難コースをどう攻略するのか注目される。

アデルボーデンのワールドカップコース『クエニスべルグリ』は、幅の狭い馬の背状の尾根に開かれたクセのある地形が特徴。夏の間は個人所有の牧草地である。全体的に斜度がきついうえに、至る所に斜面変化があり、一瞬たりとも気が抜けない。前半は急斜面、中斜面、緩斜面が不規則に連なっており、例年、この変化の部分を巧みに使ったポールセットが立てられるので、非常にリズムがつかみにくい。そして中間付近では大きく右にカーブしながらすさまじい傾斜の急斜面へと落ち込む。このカーブの部分は左側が下がった片斜面。ちょうど大きな球体の上を滑るような逆バンクになっており、先が見通せない恐怖すら感じる部分だ。そして後半は長い急斜面がゴールまで続き、ここにも数か所、罠としか思えないトリッキーな旗が立つことが多い。とにかく斜面自体の難しさという点では、ワールドカップ有数のコースといえるだろう。

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