ヘンリック・クリストッファーセン

マドンナ・ディ・カンピリオのスラロームを制したのはヘンリック・クリストッファーセン(ノルウェー)。第1戦に続き、ヒルシャーに1秒以上の大差をつける圧勝だった

マルセル・ヒルシャー

スラロームでは2レース連続で2位に甘んじたマルセル・ヒルシャー(オーストリア)。王者の誇りにかけてこのままでは終われない。第3戦以降どう巻き返すか注目だ

かつてないほどの暖冬に見舞われている今シーズンのヨーロッパ。一説によると120年ぶりの暖かさだというが、いつになってもいっこうに雪が降る気配がない。街にはもちろん山にもない。標高2000mを超えてようやくわずかに積雪があるだけ。ホワイトクリスマスどころか、新年を迎えてもあたりは一面茶色の世界なのだ。 それでも、11月半ばのレヴィ(男女スラローム)が中止となっただけで、12月にはいってからのワールドカップは、すべて当初のスケジュール通りに消化された。夜間の冷え込みで何とか人工雪を作り、それを大事に大事に使ってコースを整備しているからだ。この時期に使われるコースは、どこも北向きの斜面なので、いったん雪を作ることができれば、それを保持することは何とか可能。各会場ともに、技術と知恵を振り絞ってコースを整備し、ぎりぎりでレースの開催にこぎつけている。関係者のご苦労たるや大変なものだろう。

しかし、大自然の前にはそんな人智も努力も及ばないこともある。年明け最初のワールドカップ、ザグレブ(クロアチア)の男女スラロームが、あまりの暖かさによってキャンセルに追い込まれたのだ。FIS(国際スキー連盟)は12月29日、ザグレブでの開催を諦め2レースともにサンタ・カテリーナ(イタリア)に会場を変更することを発表した。

「(ザグレブの)大会組織員会は最後の最後まで努力を続けたが、雪不足と異常な暖かさ、そしてこの先の暖冬予想への挑戦は、あまりに分が悪かった」と、声明文にも開催断念への無念さがにじんでいる。

代替レースの会場となるサンタ・カテリーナは、北イタリア、スイスとの国境にもほど近いスキー・リゾートだ。世界選手権を2度開催したボルミオからさらに10kmほど奥まったところにあり、1985年のボルミオ世界選手権では、主に女子のレース会場として使われた。昨年からボルミオが年末最後のワールドカップとして行なわれていた男子ダウンヒルの開催を返上したため、隣に位置するサンタ・カテリーナがこれを受け入れ、今年も12月29日に男子ダウンヒル第4戦を行なっている。そのためコースやゴール観客席等の整備はすでにすんでおり、代替レースのために新たに準備を必要としないことも幸いしたのだろう。

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