日本サッカー界の若返りが滞っていると言われて久しい。2016年こそ若い世代の台頭が一層、強く求められるところ。13日の北朝鮮戦から幕を開けるリオデジャネイロ五輪アジア最終予選を兼ねたAFC・U-23選手権(カタール)では、6大会連続出場権獲得はもちろんのこと、次世代を担う選手のブレイクが求められる。すでにA代表経験のある遠藤航(浦和)、浅野拓磨(広島)、南野拓実(ザルツブルク)にはチームのけん引役として存在感を示してもらう必要がある。

彼らほどの実績はないが、元日の天皇杯決勝でアクシデントを受けて途中出場し、中盤でアグレッシブな動きを見せた井手口陽介(G大阪)などは期待の選手と言える。彼は登録メンバー残り2枠に滑り込んだ三竿健斗(東京V)とともにチーム最年少の19歳だ。2015年シーズンは4月の松本山雅戦でJ1デビューを飾り、アジアチャンピオンズリーグ決勝トーナメントも経験するなど、尻上がりに出場機会を増やしていった。彼の成長によって37歳のベテラン・明神智和が名古屋グランパスへの移籍を強いられたと言っても過言ではない。

本人も「試合にちょっとずつ使ってもらえるようになって試合勘がつき、余裕と自信を持ってプレーできるようになった」と前向きに話す。もちろん明神ほどのリーダーシップや戦術眼はまだないが、大先輩が19歳だった頃のボール奪取力やダイナミックさは備えた選手だ。今回のU-23代表を見渡しても、彼のようなタイプはいない。そういう意味でも、重要局面で何か大きな仕事をしてくれそうな予感はある。今回の最終予選を機に、ガンバでも遠藤保仁、今野泰幸のボランチ2枚看板の牙城に食い込みたい。

その井手口と同じく、今年20歳になる選手で注目すべき存在が他にもいる。1人はU-23日本代表から漏れた鎌田大地(鳥栖)。もう1人がボルシア・ドルトムントから古巣のセレッソ大阪へ復帰した丸岡満だ。鎌田の方はすでに昨季Jリーグでインパクトを残していて、知名度は低くない。本職は攻撃的MFだが、試合によっては最前線やボランチもこなしており、マルチな能力を持つのは確かだ。ガンバ大阪ジュニアユースからユースに上がれずに東山高校へ進み、プロ入りを勝ち取ったというキャリアは本田圭佑(ミラン)と同じ。しかも彼は本田のように自己表現力が極めて高い。「将来は海外でプレーしたい」と自分の考えを臆することなく語れるところは、今時の若者とは明らかに異なる。それだけに将来性は高いのだ。

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