間もなく幕を閉じる2015年。皆さんにとってどんな1年だったろうか?サッカー・ファンとしては「ラグビーが羨ましい」1年だった。

ワールドカップで南アフリカを破って世界を驚かせ、それまでラグビーに興味のなかった人たちも含めて大ブレークしたラグビーに対して、サッカー界はどちらかと言えば非常に静かな1年だった。日本も、世界も……。それは、もともと分かっていたことでもある。ワールドカップが終わった翌年は、その興奮も冷め、大きなイベントもない静かな1年となる。半分は冗談だが(半分はマジで)、僕たちのようなサッカー・ジャーナリズムに携わる人間にとっては、仕事量もワールドカップ・イヤーに比べるとだいぶ少なくなる。良く言えば「充電期間」ということだ。

日本代表はアジア2次予選が始まって格下相手の試合ばかりで、胸躍る強豪との試合はお預け(親善試合で来日した相手も、いまいち真剣度が足りなかった)。しかも、格下相手に攻めあぐねる時間が多くなってしまった。さまざまな意味で、ラグビー界がちょっと羨ましかった。2015年は、そんな1年だったような気がする。

同じことは、日本だけでなく世界的にも言えることだ。世界のサッカー界が1つになれるような、そんなグローバルなイベントがあまりなかったからだ。世界が注目するサッカー界の出来事と言えば、情けないことにFIFAの汚職を巡る大騒動だけだった。もちろん、一つひとつのクラブやそれぞれの」国にとっては、それぞれ大きな出来事があった。

たとえば、EURO予選で久しぶりの国際大会出場を決めたウェールズや北アイルランド。あるいは、世界的な国際大会への初出場を決めたアイスランドなどは、おそらく、国を挙げての喜びとなったはずだ。だが、それはその国内においてのビッグニュースではあるが、グローバルな話題ではなかった。サッカー大国よりも、小さな国で喜びがあった。それが、今年のヨーロッパだった。

一方、南米大陸では4年に1度のビッグイベントがあった。コパ・アメリカである。だが、その「コパ」もブラジルにとってはまさに失意の大会となった。4年前のアルゼンチン大会に続いて2大会連続の準々決勝敗退。ネイマールが出場停止になるなど、踏んだり蹴ったりの大会だった。一方、ライバルのアルゼンチンは決勝に進出したものの、昨年のワールドカップに続いての準優勝に終わってしまう。冷静に考えれば、ワールドカップとコパ・アメリカで2大会連続準優勝なら誇るべき成績なのだろうが、アルゼンチンにとっては満足できるものではない。しかも、決勝で敗れた相手がブラジルやドイツでなく、これまで一度も優勝がなかったチリというのでは……。

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