JリーグMVPを授賞した広島の青山敏弘

JリーグMVPを授賞した広島の青山敏弘

2015年のJリーグアウォーズが21日に都内で行われ、J1年間王者&FIFAクラブワールドカップ(FCWC)3位に輝いたサンフレッチェ広島のキャプテン・青山敏弘が初のMVPを受賞した。今季は「MVPの本命は不在」と言われ、同じ広島のドウグラスや3年連続Jリーグ得点王の偉業を果たした大久保嘉人(川崎)の可能性もささやかれていたが、FCWCでの広島の躍進と青山の傑出した存在感がダメ押しになったのだろう。3度目のベストイレブン入りを果たすとともに、今季第1ステージ第17節・サガン鳥栖戦でビューティフルゴールが最優秀ゴールにも輝くなど、今季の彼の活躍ぶりは目覚ましいものがあった。

青山は岡山の名門・作陽高校から2004円に広島入り。最初の2シーズンはケガなども重なってリーグ戦出場機会がなかったが、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(現浦和)が就任した2006年から急浮上。ボランチとして定位置をつかみ、着実に実績を積み上げていった。反町康治監督(現松本山雅)率いる北京五輪代表にもしばしば呼ばれ、アジア予選にも参戦したが、最終的には本大会メンバーからは落選を余儀なくされた。反町監督は「最後まで悩みに悩んだ1人だけど、18人という枠と、ボランチのスペシャリストという要素を勘案して、彼を外す決断をした」とコメントしている。当時の青山は同世代の梶山陽平(FC東京)や谷口博之(鳥栖)らより低く評価されていたのである。

それでも彼はコツコツと努力を続け、2013年東アジアカップ(韓国)でA代表デビューを果たすとともに、大会優勝の原動力となる。最終戦・韓国戦(ソウル)で鋭いタテパスで柿谷曜一朗(バーゼル)の先制点をお膳立てしたシーンはまさに彼の真骨頂。こうしたプレーがアルベルト・ザッケローニ監督の目に留まり、青山は28歳にして2014年ブラジルワールドカップの挑戦権を手に入れたのだった。

けれども、初の世界舞台で彼は過去にない悔しさを味わうことになる。日本の16強進出の望みがかすかに残された状態で迎えたグループ最終戦のコロンビア戦(クイアバ)で、青山は満を持してスタメンに抜擢された。長谷部誠(フランクフルト)とコンビを組んでボランチの位置でプレーすることになったが、世界のパワーとスピードに押されてしまう。前半は岡崎慎司(レスター)の同点弾で何とか1−1で折り返したものの、10番を背負うスター、ハメス・ロドリゲス(レアル・マドリード)が出てきた後半は完膚なきまでに叩きのめされた。1−4で惨敗した試合後のミックスゾーンで、青山は人目をはばからずに号泣したのだ。

お知らせ

J SPORTSオンデマンドサッカーパックは
サッカーコンテンツ盛りだくさんで月額1800円!
・プレミアリーグ全試合
・ブンデスリーガ毎節4試合
・デイリーサッカーニュースFoot!
【会員無料動画】Un Poco Foot! 月曜日〜水曜日
サッカーパック :月額1,800円 (税抜)
※25歳以下の方は、U25割で月額900円 (税抜)でご利用いただけます!
詳しくはこちら »

スカパー!×J SPORTS J SPORTS オンラインショップ